エアジョーダン4を自宅で洗いたいけれど、「何から手をつければいい?」「スウェードやメッシュはどう扱う?」と迷っていませんか? エアジョーダン4は複数の素材が組み合わされたモデルのため、正しい洗い方を知らないとコンディション悪化につながることがあります。
本記事では エアジョーダン4の洗い方を写真付きでわかりやすく解説し、失敗しない正しい手順をまとめました。
ブラッシング、クリーナーでの洗浄、ソールの汚れ落としまで、誰でも再現できるよう具体的に説明しています。さらに、エアジョーダン4を洗った後のコンディションを長持ちさせるアフターケアや洗い方に関するよくある疑問にも回答しています。
この記事を読めば、エアジョーダン4を傷めずに汚れを落とし、美しい状態に整える方法がわかります。初めての方でも安心して取り組める内容なので、ぜひ手順に沿って進めてみてください。
エアジョーダン4の洗い方

エアジョーダン4を洗うときは、いきなり洗剤をつけるのではなく、適切な準備と順番が重要です。特にエアジョーダン4はパーツ構造が複雑なため、「何から手をつければいいか」「どの工程が必要なのか」を整理しておくと仕上がりが大きく変わります。
ここでは、作業前の下準備からアッパー・ソールの洗浄まで、誰でも迷わず進められるように工程をひとつずつ解説します。
- シューレースを外して漬け置き
- シューキーパーをセット
- ブラッシングで表面のほこりを落とす
- ユーティリティイレイサーで汚れを絡めとる
- フォームクリーナーでアッパーを洗う
- タオルで泡を拭き取る
- ソールはブラシで洗う
シューレースを外して漬け置き

クリーニングを始める前に、まずはシューレースを外します。シューレースが付いたままではアッパーの洗浄がしにくく、汚れも十分に落としきれません。
外したシューレースは、クリーナーを適量溶かした水に漬け置きしておくことで汚れが浮き上がり、格段に綺麗になります。軽く揉み洗いする前提で、作業中はそのまま漬けておいて問題ありません。
シューキーパーをセット

シューレースを外したら、次にシューキーパーをセットします。シューキーパーは保管時に使うイメージが強いアイテムですが、実はクリーニングの工程でも重要な役割を果たします。
シューキーパーを入れることでアッパーに適度な張りが出るため、ブラッシングや洗浄の際にブラシを当てやすくなり、シワや型崩れを防ぐ効果も期待できます。スニーカーに合わせてサイズ調整できるタイプのシューキーパーを使用すると、より安定した状態で作業が進められます。
ブラッシングで表面のほこりを落とす

洗剤を使う前に、まずは乾いた状態で全体をブラッシングし、表面に付着したほこりや汚れを落とします。
事前にほこりを取り除いておくことで、後のクリーニングで汚れを広げてしまうのを防げるほか、フォームクリーナーの泡立ちや洗浄効率も高まります。特にメッシュやスウェード部分は汚れが溜まりやすいため、全体をブラッシングしておきましょう。
ユーティリティイレイサーで汚れを絡めとる

ブラッシングだけでは落としきれない黒ずみには、スニーカー用の消しゴム、ユーティリティイレイサーを使います。気になる部分を円を描くようにこすることで、汚れを絡めとり除去できます。
素材に合わせて白い面と黒い面を使い分ければ、エアジョーダン4のような複合素材のモデルにも対応できるのが特徴です。汚れの様子を見ながら優しく行いましょう。
フォームクリーナーでアッパーを洗う

エアジョーダン4は、レザー・スウェード・メッシュ・プラスチックパーツなど、複数の素材が組み合わさったモデルです。そのため、素材を傷めにくいスニーカー用の中性フォームクリーナーを使って洗うのが安心です。
ブラシにフォームクリーナーを適量取り、泡で汚れを浮かせるイメージでアッパー全体を優しくブラッシングしていきます。
タオルで泡を拭き取る

アッパーを洗い終えたら、泡や水分をタオルで丁寧に拭き取ります。洗剤が残ったままだと劣化の原因になるため、この工程は省かずしっかり行うことが大切です。
吸水性の高いマイクロファイバータオルを使い、こすらず押さえるようにして泡と水気を取り除きましょう。特にステッチやパーツの隙間は泡が残りやすいため、全体を確認しながら丁寧に仕上げます。
ソールは真鍮ブラシで洗う

最後にソール部分のクリーニング。
ソールは地面に直接触れるため汚れが蓄積しやすく、コシのある真鍮製ブラシでのクリーニングがおすすめです。フォームクリーナーを使い、汚れの程度を見ながら優しくブラッシングしましょう。
エアジョーダン4を洗った後のケアとソールの対処
洗浄が終わったエアジョーダン4は、乾かして終わりではありません。仕上げケアを行うことで、見た目の美しさだけでなく、今後の汚れにくさや耐久性が大きく変わります。
ここからは、洗い上がりを綺麗に保つための仕上げ工程を、順番にわかりやすく紹介します。
- アッパーをミストで保湿
- スウェード素材の起毛ケア
- 撥水スプレーで防水・防汚処理
アッパーをミストで保湿

洗浄と乾燥を終えたアッパーは、水分とともに油分も失われがちです。質感を良くするために、仕上げとして保湿ケアを行うのがおすすめです。
ヒアルロン酸やシアバターを配合した、革製品全般に使用できるシューモイスチャーミストを全体に軽く吹きかけることで、乾燥を防ぎ、素材本来のしなやかさを取り戻せます。
スウェード素材の起毛ケア

スウェードなどの起毛素材の箇所は、毛並みが寝てしまいがちです。そのままにしておくと質感が損なわれるため、仕上げとして起毛ケアを行いましょう。
ソールのクリーニングに使用したユーティリティブラシを使い、優しくブラッシングすることで、倒れていた起毛を立ち上げ、固くなった繊維をほぐすことができます。強くこすらず、少しずつ整えていくことで、スウェード特有のふんわりとした柔らかさと上品な風合いがよみがえります。
撥水スプレーで防水・防汚処理

仕上げとして、水分や汚れの付着を防ぐための防水・防汚処理を行います。アフターケアの最後に撥水スプレーを使用することで、日常使用時の汚れの染み込みを抑え、クリーニング後の状態を長く保つことができます。
防水・防汚効果に加え、紫外線カット機能を備えた「ウォータープルーフスプレー2.0」を全体にムラなく吹きかけておくと、安心して着用できます。
かかと削れへの対処

アウトソールのかかと部分は、歩行時に負荷がかかるため摩耗しやすい箇所です。
こうした摩耗を防ぐには、あらかじめヒールプラスを貼っておくのが効果的です。削れやすい部分を物理的に保護することで、アウトソール本体へのダメージを最小限に抑えられます。
特にエアジョーダン4のような人気モデルやレアなスニーカーは、かかとの状態がコンディション評価に直結します。履き心地を保ちながら、将来的な価値も守りたい方にとって、取り入れておきたい予防ケアのひとつです。
エアジョーダン4の洗い方でよくある質問

ウタマロで洗ってもいい?
ウタマロ石鹸を使用する場合、最後に水ですすぐ工程が必須になります。
エアジョーダン4は、レザー・スウェード・メッシュ・樹脂パーツなど、様々な素材が複合的に使われているスニーカーです。そのため、水ですすぐことでシミ・色ムラ・変色・型崩れ・接着剥がれといったトラブルが起こるリスクがあります。
安全に洗いたい場合は、すすぎが不要なスニーカー専用フォームクリーナーを使うのがおすすめです。
オキシクリーンは使える?
オキシクリーンに代表される酸素系漂白剤の使用は、エアジョーダン4にはおすすめできません。洗浄力が高い反面、レザーやスウェードに必要な油分まで奪ってしまい、硬化・ひび割れの原因になる可能性があります。
また、アウトソールやミッドソールに使われているゴム素材・接着部分へのダメージも無視できません。見た目がきれいになってもコンディションが悪化してしまうケースがあります。
確実かつ安全に汚れを落としたい場合は、スニーカー専用の中性フォームクリーナーを使用してください。複数素材で構成されたエアジョーダン4でも、素材への負担を抑えながら安心してクリーニングできます。
汚れに激落ちくんを使ってもいい?
激落ちくん(メラミンスポンジ)は、エアジョーダン4には使用しないでください。メラミンスポンジは研磨力が強く、細かいヤスリのように表面を削って汚れを落とす素材のため、ダメージを受ける恐れがあります。
安全に汚れを落とすには、スニーカー専用の中性フォームクリーナーを使い、水ですすがず拭き取る方法が最もおすすめです。素材へのダメージを抑えながら、見た目もきれいに仕上げることができます。
本記事で紹介した具体的な洗浄手順は、YouTubeでも解説しています。 動画で確認しながら作業したい方は、下記リンクをチェックしてみてください。









