高い保温性と柔らかな履き心地で、冬の定番として多くの人に愛されているUGGのムートンブーツ。 暖かく快適に履ける一方で、ムートンやボアといったデリケートな素材が使われているため、「どうやって洗えばいいのかわからない」「水洗いして失敗しそう」と、ケア方法に悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
洗い方を間違えてしまうと、毛並みが硬くなる、シミが残る、風合いが損なわれるなど、UGGはトラブルにつながりやすいブーツでもあります。だからこそ、素材に合った正しい手順でケアすることが重要です。
本記事では、UGGのムートンブーツをできるだけ傷めず、清潔な状態を保つための正しい洗い方を、下準備から洗浄、乾燥後のアフターケアまで順を追って解説します。
お気に入りのUGGを、柔らかな履き心地のまま長く愛用するために、ぜひ本記事を日々のシューケアの参考にしてみてください。
UGGのムートンブーツの洗い方

UGGのムートンブーツを洗うときは、いきなり水や洗剤を使うのではなく、素材に合った準備と正しい順番が重要です。 ムートンは見た目以上にデリケートな素材で、水の使い方や摩擦を間違えると、毛並みの乱れ・硬化・シミといった失敗につながりやすくなります。
ここでは、型崩れを防ぐ下準備から、ムートン部分・ソール部分の洗浄、乾燥まで、初めての方でも迷わず実践できるように、工程をひとつずつ順番に解説していきます。
- シューキーパーをセットして型崩れを防ぐ
- ブラッシングでホコリ・汚れを落とす
- ユーティリティイレイサーで汚れを絡めとる
- フォームクリーナーで洗う
- タオルで泡と汚れを拭き取る
- ソール部分を洗う
シューキーパーをセットして型崩れを防ぐ

ムートンブーツを洗う前に、まずはシューキーパーをセットします。シューキーパーは保管時に使うイメージが強いアイテムですが、UGGのクリーニング工程においても欠かせない存在です。
シューキーパーを入れることでブーツ全体に適度な張りが生まれるので、ムートン表面をブラッシングしたり、洗浄する際に力が分散しやすくなり、毛並みの潰れやシワ、洗浄中の型崩れを防ぐ効果が期待できます。
UGGのようなブーツには、サイズ調整ができるタイプのシューキーパーを使用するのがおすすめです。
ブラッシングでホコリ・汚れを落とす

洗剤で洗う前に、まずは乾いた状態でムートン表面をブラッシングし、付着しているホコリや軽い汚れを落とします。 UGGのムートンは繊維が細かく、汚れが毛の奥に入り込みやすいため、この下準備を省くと洗浄中に汚れを広げてしまう原因になります。
事前にホコリを取り除いておくことで、フォームクリーナーを使用した際の泡立ちや洗浄効率が高まる効果もあります。
ユーティリティイレイサーで汚れを絡めとる

消しゴム「ユーティリティイレイサー」を使用します。 気になる箇所を円を描くようにやさしくこすることで、ムートンの毛の間に入り込んだ汚れを絡め取るように除去できます。
UGGのムートンは摩擦に強くないため、力を入れすぎないことが重要です。 汚れの落ち具合を確認しながら、少しずつ作業を進めましょう。
フォームクリーナーで洗う

次は、ムートンの繊維の奥に入り込んだ汚れを落としていきます。ムートンは乾燥によって毛が硬くなりやすいため、洗浄と同時に保湿できるクリーナーを選ぶのがおすすめ。
フォームをブラシに直接取ったら、馬毛ブラシに少しだけ水を含ませてからムートン表面をやさしくブラッシングします。軽く湿らせることで、汚れを効率よく浮かせることができ、輪ジミも防ぐことができます。
過度に濡らしてしまうと、内側のボア部分にまで水分が染み込み、乾燥ムラや硬化の原因になることがあるので、あくまで「湿らせる程度」を意識し、必要以上に水分を与えないよう注意しましょう。
タオルで泡と汚れを拭き取る

ムートン部分を洗い終えたら、残った泡や水分をタオルで丁寧に拭き取ります。 洗浄成分や水分がムートンに残ったままだと、毛が硬くなったり、シミ・風合いの劣化につながる原因になるため、この工程は省かずしっかり行うことが大切です。
タオルは吸水性の高いマイクロファイバータオルを使用し、ムートンをこすらず、押さえるようにして泡と水気を取り除きましょう。 水分や泡が残らないように、全体を確認しながらムラのないよう丁寧に仕上げます。
ソール部分を洗う

最後に、ソール部分のクリーニングを行います。ソールは地面に直接触れるため汚れが蓄積しやすく、ムートン部分とは分けてケアすることがポイントです。
ソールの洗浄には、コシのあるブラシを使用し、通常のフォームクリーナーをなじませながら汚れの程度に応じてブラッシングします。 この工程ではソールだけをピンポイントで洗う意識で進めましょう。
形を整えて自然乾燥させる

クリーニングが終わったら、ブーツ全体の形を整えたうえで自然乾燥させます。このときもシューキーパーは入れたままにしておくと、乾燥中の型崩れを防ぐことができます。
UGGのムートンブーツは熱に強くないため、乾燥機の使用は避けましょう。また、直射日光やドライヤーなどの強い熱風も、毛の硬化や縮み、風合いの劣化につながる原因になります。
風通しの良い日陰で、しっかり乾かすことが、ムートンの風合いを保つポイントです。
UGGのムートンブーツを洗った後のアフターケア
UGGのムートンブーツは、洗って汚れを落として終わりではありません。 洗浄後に行うアフターケアも、履き心地や見た目を保つうえで非常に重要な工程です。
ムートンは水分や乾燥の影響を受けやすい素材のため、洗ったあとのケアを怠ると、毛並みが硬くなったり、風合いが損なわれてしまうことがあります。 適切なアフターケアを行うことで、ムートンの柔らかさやボリューム感を維持しやすくなり、UGGをより快適に履き続けることができます。
ここでは、UGGのムートンブーツを洗ったあとに実践したいおすすめのアフターケア方法を、順を追って紹介します。
- ミストで保湿しムートンの硬化を防ぐ
- 真鍮ブラシで毛並みを起こす
- かかとの削れをケアする
- 消臭スプレーで匂い対策
ミストで保湿しムートンの硬化を防ぐ

自然乾燥が完了したら、シューモイスチャーミストをムートン全体に軽く吹きかけて保湿します。洗浄後のムートンは水分が抜けやすく、そのままにしておくと毛が硬くなったり、風合いが損なわれる原因になります。
ミストは一箇所に集中してかけるのではなく、全体に薄く均一に吹きかけ、やさしくなじませるのがポイントです。
真鍮ブラシで毛並みを起こす

保湿ミストがなじんだら、真鍮ブラシを使ってムートンの毛並みを整えていきます。ブラシは強く押し当てず、毛先に軽く引っ掛けるような感覚で動かすのがポイントです。
やさしく毛起こしを行うことで、ヒアルロン酸やシアバターなどの保湿成分がムートン全体に行き渡り、潰れていた毛並みがふんわりと立ち上がってきます。 力を入れすぎると毛羽立ちの原因になるため、仕上がりを確認しながら丁寧に進めましょう。
かかとの削れをケアする

かかと部分が摩耗している場合は、これ以上削れるのを防ぐために、ヒールプラス3.0を装着して保護しましょう。
ヒールプラス3.0は、かかと部分にしっかり圧着することで摩耗を防ぐことができます。 ブーツ本体にダメージが及ぶ前にケアしておくことで、UGGをより長く快適に履き続けることができます。
消臭スプレーで匂い対策

仕上げとして、消臭・抗菌効果のあるスプレーをブーツ内部に使用します。 UGGのムートンブーツは保温性が高い反面、汗や湿気がこもりやすく、ニオイの原因となる菌が繁殖しやすい環境になりがちです。
スプレーは履き口から内部に向けて、軽く吹きかける程度で十分。 定期的に消臭ケアを行うことで、ムートンブーツを清潔な状態で長く快適に履き続けることができます。
UGGのムートンブーツの洗い方でよくある質問

洗濯機で洗ってもいい?
UGGのムートンブーツを洗濯機で洗うのは避けるようにしてください。洗濯機の強い水流や回転による衝撃・摩擦によって、ムートンの毛が傷んだり、毛並みが乱れてしまう恐れがあります。
UGGを自宅でケアする場合は、フォームクリーナーを使った手洗いのほうが、素材への負担が少なく安心です。
エマール・中性洗剤は使える?
エマールなどの中性洗剤は衣類用として設計されているため、UGGのムートンブーツへの使用はおすすめできません。一見やさしそうに見えますが、水ですすぐ工程が前提となっており、ムートンに必要以上の水分を与えてしまう原因になります。
ムートンブーツは水を含みすぎると、毛が硬くなったり、シミや色ムラ、風合いの劣化につながることがあります。 また、洗剤成分が内部のボアに残ると、乾燥に時間がかかり、ニオイやトラブルの原因になるケースもあります。
UGGを自宅でケアする場合は、少量の水で洗えるフォームタイプのシュークリーナーを使用するほうが、素材への負担が少なく安心です。
水洗いで失敗する原因は?
UGGのムートンブーツを水洗いして失敗してしまう原因の多くは、水分を与えすぎてしまうことにあります。ムートンは過度に濡らすと乾燥時に毛が硬くなったり、縮み・シミが発生しやすくなります。
また、内部のボアまで水分が染み込むと、乾きにくくなり、ニオイや型崩れの原因になることもあります。 ゴシゴシこすってしまうことで毛並みが乱れ、風合いが戻らなくなるケースも少なくありません。
洗剤は何を使うのが正解?
UGGのムートンブーツを洗う際は、起毛素材に対応したフォームタイプのシュークリーナーを使うのが正解です。 フォームタイプであれば、必要以上に水を使わずに洗浄できるため、ムートンの硬化やシミ、型崩れのリスクを抑えることができます。
一般的な衣類用洗剤や中性洗剤は、すすぎが前提となるため、ムートンに水分を与えすぎてしまう原因になります。さその結果、毛並みが戻らなかったり、内部のボアにトラブルが出てしまうこともあります。
UGGのケアには、起毛素材にも使える設計で、洗浄力と保湿のバランスが取れたシュークリーナーを選ぶことで、仕上がりに大きな差が出ます。
本記事で紹介した具体的な洗浄手順は、YouTubeでも解説しています。 動画で確認しながら作業したい方は、下記リンクをチェックしてみてください。









