靴にはスニーカー、ブーツ、革靴、サンダルなど、さまざまな種類があります。
ただ、名前は聞いたことがあっても形がイメージできなかったり、反対に形は知っていても名前が分からなかったりすることも多いのではないでしょうか。
ローファー、モカシン、オックスフォード、ダービー、ミュールなど、似た形の靴も多いため、初心者の方にとっては少しややこしい部分。
この記事では、代表的な靴の種類をカテゴリごとに分けて、それぞれの名前・特徴・似ている靴との違いを分かりやすく紹介します。
各靴のイラストと合わせて見ることで、「この形はこの名前なんだ」と悩みが解決するかもしれません。
靴選びやコーディネートの参考に、ぜひ活用してみてください。
スニーカーの種類
スニーカーは、カジュアルな靴の代表格ともいえる存在です。
スポーツシューズをルーツに持つものが多く、履きやすさや歩きやすさに優れているのが特徴。
一口にスニーカーといっても、ローカット・ハイカット・ランニング系・バスケットボール系・スケート系など、形や用途によってさまざまな種類があります。
- ローカットスニーカー
- ハイカットスニーカー
- ランニングスニーカー
- バスケットボールシューズ
- スケートシューズ
- コート系スニーカー
スニーカーの種類については、下記の記事でさらに詳しくまとめています。
代表モデルや形ごとの違いまで知りたい方は、こちらも合わせて参考にしてみてください。
【完全版】スニーカーの種類の教科書|形や素材、カテゴリごとの人気ブランドを紹介
ブーツの種類
ブーツは、足首より上まで覆う丈の長い靴の総称。
ワークブーツのように無骨なものから、チェルシーブーツのようにきれいめに履けるものまで幅広く、コーディネートの印象を大きく変えてくれる靴でもあります。
素材にはレザーやスエードなどが使われることも多く、靴そのものの存在感が強いのも特徴。
- ワークブーツ
- チャッカブーツ
- チェルシーブーツ
- エンジニアブーツ
- マウンテンブーツ
- サイドゴアブーツ
ブーツの種類も多いため、この記事では革靴カテゴリに近い「チャッカ」のみ後ほど紹介します。
ブーツ全体の種類や特徴を詳しく知りたい方は、下記の記事をチェックしてみてください。
【イラスト付】ブーツ全18種類|メンズ・レディース別の人気や合わせやすいコーデも紹介
革靴の種類
革靴は、ビジネスシーンからフォーマル、きれいめカジュアルまで幅広く使われる靴です。
見た目が似ているものも多いですが、羽根の開き方、つま先の装飾、甲部分のデザインによって種類が分かれます。
まずは代表的な革靴の種類を押さえておくと、靴選びやドレスコードの理解がかなりラクになります。
- オックスフォード(内羽根)
- ダービー(外羽根)
- ローファー
- モンクストラップ
- Uチップ・Vチップ
- ウイングチップ
- プレーントゥ
- チャッカ
それぞれ解説していきます。
オックスフォード(内羽根)

オックスフォードは、靴紐を通す羽根の部分が甲と一体化している革靴です。
別名「内羽根」とも呼ばれ、羽根が閉じたように見えるため、すっきりとした上品な印象があります。
革靴の中でもフォーマル度が高く、スーツや冠婚葬祭に合わせやすい定番の形です。
きれいめな革靴を一足持っておきたい場合、まず候補に入りやすい種類といえます。
ダービー(外羽根)

ダービーは、靴紐を通す羽根の部分が甲の上に重なるように付いている革靴です。
別名「外羽根」とも呼ばれ、オックスフォードよりも少しカジュアルで履き口の調整がしやすいのが特徴。
足の甲が高い方でも履きやすく、ビジネスから普段使いまで幅広く使えます。
「きちんと感はありつつ、かしこまりすぎない革靴」
そんな立ち位置の革靴です。
ローファー

ローファーは、靴紐のないスリッポン型の革靴です。
足を滑り込ませるだけで履けるため、革靴の中ではかなり気軽に使いやすい種類。
代表的なものには、甲部分に切れ込みの入った「コインローファー」や、金具付きの「ビットローファー」などがあります。
きれいめにもカジュアルにも合わせやすく、革靴初心者でも取り入れやすい一足です。
モンクストラップ

モンクストラップは、靴紐ではなくベルトとバックルで足を固定する革靴です。
バックルが1つのものを「シングルモンク」、2つのものを「ダブルモンク」と呼びます。
紐靴よりも少し華やかで、ローファーよりもきちんと感がある絶妙なバランスが魅力。
スーツスタイルに個性を出したいときにも使いやすい革靴です。
Uチップ・Vチップ

Uチップ・Vチップは、つま先の甲部分にU字またはV字の縫い目が入った革靴です。
縫い目の形が名前の由来で、シンプルな革靴よりも少しカジュアルな印象になります。
ビジネスでも使えますが、どちらかというとジャケパンや休日のきれいめコーデにも合わせやすいタイプ。
革靴らしさを残しつつ、ほどよく抜け感を出したいときに便利です。
ウイングチップ

ウイングチップは、つま先に翼のようなW字型の切り替えがある革靴です。
穴飾りである「メダリオン」や「ブローグ」が入ることも多く、装飾性の高さが特徴。
プレーンな革靴よりも華やかで、クラシックな雰囲気を出しやすい種類です。
フォーマルというよりは、ジャケットスタイルやトラッドなコーデに合わせやすい革靴といえます。
プレーントゥ

プレーントゥは、つま先に装飾や切り替えがないシンプルな革靴です。
名前の通り、プレーンで無駄のない見た目が特徴。
オックスフォードやダービーの形と組み合わされることも多く、ビジネスからカジュアルまで使いやすい万能タイプです。
装飾が少ない分、革の質感やシルエットが見た目の印象を左右します。
チャッカ

チャッカは、くるぶし丈ほどの短めのブーツです。
2〜3組ほどの少ないアイレットで靴紐を結ぶシンプルな形が多く、革靴とブーツの中間のような雰囲気があります。
レザー素材ならきれいめに、スエード素材ならやわらかいカジュアル感を出しやすいのが特徴。
ブーツほど重たく見せたくないけれど、革靴より少しラフに履きたいときに使いやすい種類です。
サンダルの種類
サンダルは、足の露出が多く、通気性に優れた靴です。
夏場のイメージが強いですが、最近ではアウトドアや街履き、きれいめコーデに使えるものまで幅広く展開されています。
同じサンダルでも、ストラップの有無やつま先の形、足の固定方法によって印象が大きく変わります。
- グルカサンダル
- スポーツサンダル
- スライドサンダル
- トングサンダル
- ストラップサンダル
それぞれ解説していきます。
グルカサンダル

グルカサンダルは、革靴のような上品さとサンダルの抜け感を合わせ持つ靴です。
アッパー部分が編み込まれたようなデザインになっており、つま先やかかとをある程度覆う形が多いのが特徴。
肌の露出が少ないため、ラフになりすぎず大人っぽく履きやすいサンダルです。
夏でも革靴っぽい雰囲気を残したい方に向いています。
スポーツサンダル

スポーツサンダルは、足をしっかり固定できるストラップ付きのサンダルです。
クッション性のあるソールや調整可能なベルトを備えたものが多く、歩きやすさに優れています。
アウトドアやレジャーはもちろん、最近では街履きとしても定番化しています。
素足で履く機会が多いため、フットベッド部分の汗や皮脂汚れはこまめにケアしておくと清潔に使いやすくなります。
もし洗い方が気になる方は、下記記事にて解説してますのでチェックしてみてください。
tevaサンダルの洗い方|汚れのひどいストラップ部もすっきりきれいに
スライドサンダル

スライドサンダルは、甲部分を覆うベルトがあり、足を滑り込ませて履くタイプのサンダルです。
いわゆる「シャワーサンダル」のような形をイメージすると分かりやすいかと思います。
着脱が簡単でリラックス感が強く、近所履きや室内履き、夏のカジュアルコーデにぴったり。
ラフな印象が強いため、コーデに取り入れる場合は全体をだらしなく見せすぎないバランスが大切です。
トングサンダル

トングサンダルは、親指と人差し指の間に鼻緒のようなパーツがあるサンダルです。
ビーチサンダルも、このトングサンダルの一種と考えると分かりやすいです。
足元に抜け感が出やすく、夏らしい軽さを出したいときに便利。
ただし長時間歩く場合は、指の間が擦れたり足が疲れやすかったりすることもあるため、用途に合わせて選びましょう。
ストラップサンダル

ストラップサンダルは、細めまたは太めのストラップで足を固定するサンダルです。
足首や甲を華奢に見せやすく、デザインによってカジュアルにもきれいめにも使えます。
ヒール付きのものなら上品に、フラットタイプならリラックスした雰囲気に。
ストラップの本数や太さで印象が変わるため、服装に合わせて選びやすいサンダルです。
レディース寄りな靴の種類
ここでは、レディースファッションでよく見かける靴の種類を紹介します。
もちろん性別に関係なく履けるデザインもありますが、パンプスやミュール、メリージェーンなどは女性向けの靴として見かけることが多いカテゴリです。
似た形でも、かかとの有無やストラップの位置によって名前が変わります。
- パンプス
- バレエシューズ
- ミュール
- スリングバック
- メリージェーン
- ヒール(ロー・ミドル・ハイ)
それぞれ解説していきます。
パンプス

パンプスは、甲部分が大きく開いた女性靴の定番です。
基本的には紐や留め具がなく、足をすっと入れて履く形が多いのが特徴。
ヒール付きのものが一般的ですが、低めのヒールやフラットに近いタイプもあります。
フォーマルからオフィス、きれいめな日常コーデまで幅広く使える靴です。
バレエシューズ

バレエシューズは、バレリーナの靴のような丸みのあるフラットシューズです。
ヒールがほとんどなく、やわらかい雰囲気を出しやすいのが特徴。
パンプスよりもカジュアルで、スニーカーよりもきれいめに見せやすい中間的な存在です。
デニムやスカート、ワンピースなど、幅広い服装に合わせやすい靴です。
ミュール

ミュールは、かかと部分に覆いやストラップがない靴です。
つま先側だけで足を支える形のため、サッと履ける気軽さがあります。
パンプスに近い上品なデザインのものもあれば、サンダル寄りのラフなものもあります。
かかとが抜けたデザインなので、足元に軽さや抜け感を出したいときに便利です。
スリングバック

スリングバックは、かかと部分に細いストラップが付いた靴です。
パンプスのような上品さを持ちながら、かかとが少し開いているため軽やかに見えます。
ミュールとの違いは、かかとを支えるストラップがあるかどうか。
歩いたときに脱げにくく、きれいめな印象も残しやすい靴です。
メリージェーン

メリージェーンは、甲部分にストラップが付いた靴です。
丸みのあるつま先とストラップの組み合わせにより、クラシックで少し可愛らしい印象があります。
フラットタイプからヒール付きまであり、最近では大人っぽいコーデに合わせる靴としても人気です。
シンプルな服装に合わせるだけで、足元にほんの少しレトロな雰囲気を足せます。
ヒール(ロー・ミドル・ハイ)

ヒールは、かかと部分に高さのある靴の総称です。
高さによって、ロー・ミドル・ハイに分けられます。
- ローヒール:低めで歩きやすく、普段使いしやすい
- ミドルヒール:上品さと歩きやすさのバランスが良い
- ハイヒール:脚をきれいに見せやすく、華やかな印象が強い
ヒールが高くなるほど印象はエレガントになりますが、足への負担も大きくなりやすいため、履くシーンに合わせて選ぶのがおすすめです。
間違いやすい似た形の靴の違い
靴の種類を覚えるうえでややこしいのが、似た形の靴の違いです。
特に下記組み合わせの靴は間違いやすい代表例です。
- オックスフォード(内羽根)とダービー(外羽根)
- ローファーとモカシン
- パンプスとミュール
見分けるポイントをできるだけシンプルに整理していきます。
オックスフォード(内羽根)とダービー(外羽根)

オックスフォードとダービーの違いは、靴紐を通す「羽根」の作りです。
オックスフォードは羽根が甲と一体化した内羽根で、見た目がすっきりしています。
一方のダービーは羽根が外側に開く外羽根で、履き口の調整がしやすいのが特徴。
- オックスフォード:フォーマル寄りできれいめ
- ダービー:少しカジュアルで履きやすい
迷ったら、冠婚葬祭やフォーマルな場面にはオックスフォード、普段のビジネスやカジュアルにも使いたいならダービーと覚えておくと分かりやすいです。
ローファーとモカシン

ローファーとモカシンは、どちらも紐のない靴として似た印象を持たれやすい種類です。
ローファーは革靴としての要素が強く、甲部分にサドルや金具などの装飾があるものも多いです。
一方のモカシンは、足を包み込むような袋状の作りが特徴で、より柔らかくカジュアルな雰囲気があります。
- ローファー:革靴寄りで上品
- モカシン:柔らかくカジュアル
きれいめに履きたいならローファー、リラックス感を出したいならモカシンが選びやすいです。
パンプスとミュール

パンプスとミュールの違いは、かかと部分の作りです。
パンプスはかかとまで覆われているものが多く、足全体を包むように履きます。
一方のミュールは、かかと部分に覆いやストラップがなく、つっかけるように履く形です。
- パンプス:かかとがあり、きちんと感が出やすい
- ミュール:かかとがなく、抜け感が出やすい
フォーマル寄りならパンプス、軽やかで抜け感のある足元にしたいならミュールが使いやすいでしょう。
参考|コーデ別の合わせやすい靴の選び方
靴の種類が分かっても、「結局どれを選べばいいの?」と迷うこともあるかと思います。
ここでは、コーディネートの雰囲気別に合わせやすい靴を簡単に整理します。
ちなみに紹介する靴がコーデの正解ということではありません。
全体の雰囲気と靴の印象を合わせるのがポイントです。
- きれいめ
- カジュアル
- 大人っぽい
- 迷ったらこれ
上記4つに絞って選び方を解説します。
きれいめ
きれいめなコーデには、革靴やパンプス、グルカサンダルなどが合わせやすいです。
スラックスやシャツ、ジャケットのようなアイテムには、足元も少し上品な靴を合わせると全体がまとまります。
男性ならオックスフォード、ダービー、ローファー。
女性ならパンプス、バレエシューズ、スリングバックなどが使いやすい選択肢です。
カジュアル
カジュアルなコーデには、スニーカーやスポーツサンダル、モカシンなどが合わせやすいです。
デニム、チノパン、Tシャツ、スウェットなどのラフな服装には、足元もほどよく抜け感のある靴が好相性。
ただし全体がカジュアルすぎると子どもっぽく見えることもあるため、色味を抑えたり、レザー素材を選んだりするとバランスが取りやすくなります。
お気に入りのスニーカーを清潔に保っておくと、ラフな服装でも足元がだらしなく見えにくくなります。
大人っぽい
大人っぽく見せたいときは、革靴やローファー、チャッカ、グルカサンダルなどが便利です。
ポイントは、足元に少しだけ上品さを入れること。
全身をかっちりさせなくても、スニーカーをローファーに変えるだけで印象はかなり変わります。
レザーやスエード素材の靴は汚れや乾燥が目立ちやすいため、ブラッシングや防水スプレーなどの簡単なケアをしておくと、きれいな印象をキープしやすくなります。
迷ったらこれ
靴選びに迷ったら、まずは白スニーカー、黒ローファー、シンプルなサンダルの3つを軸に考えるのがおすすめです。
白スニーカーはカジュアルからきれいめまで使いやすく、黒ローファーは大人っぽさを出しやすい万能靴。
夏場はシンプルなスポーツサンダルやグルカサンダルがあると、季節感を出しながらコーデを組みやすくなります。
- 万能に使うなら白スニーカー
- 大人っぽく見せるなら黒ローファー
- 夏場に使うならグルカサンダルやスポーツサンダル
靴の種類をすべて覚える必要はありません。
まずは自分の服装に合わせやすい種類から少しずつ覚えていけばOK。
まとめ
靴の種類は多く、名前だけを見ても最初はイメージしにくいものです。
ただ、形や特徴を知っておくと、靴選びやコーディネートがかなりスムーズになります。
また、靴は種類によって素材や汚れ方も変わるため、お気に入りの一足を長く履くなら、定期的なブラッシングやクリーナー、防水スプレーなど、素材にあったケアも大切です。
KicksWrapでは様々な靴のケアを実践しながら解説しています。
もしケアにも興味のある方は、ぜひのぞいてみてください。










