スニーカーブランドで人気のNIKEですが、特にジョーダンシリーズは根強い人気を誇ります。
現在ではスニーカーだけでなくアパレルも人気で、ストリートをはじめとするファッションシーンにて、ジョーダンブランドは欠かせないものとなっています。
そんなエアジョーダンのスニーカーですが、発売から現在まででなんと38シリーズ販売されています。
本記事では、エアジョーダンというスニーカーの誕生背景から、歴代38シリーズを総解説していきます。
さらにシリーズ別の人気モデルや人気カラーについても触れていきますので、これからジョーダンスニーカーを選ぶ際の参考になること間違いなしです。
エアジョーダンシリーズの誕生背景
エアジョーダンというモデルは「マイケル・ジョーダン」という伝説的なNBA選手のために作られたモデルです。
バスケットボールに詳しくない方でも、ジョーダン=バスケのイメージが強いのではないでしょうか。
最近ではエアジョーダンの誕生秘話を題材とした「AIR / エア」という映画が放映されていましたね。
そんなエアジョーダンシリーズですが、誕生から実際にジョーダンが着用するにあたって様々なストーリーがありました。
当時ジョーダンはNIKEとの契約は消極的だった?
ジョーダン1が誕生した1984年、バスケットシューズはアディダスとコンバースの2メーカーが主流でした。
そんな中、NIKE社がバスケットボール部門での立て直しをするために、当時無名の選手であったマイケル・ジョーダンの才能に目を付け、本来選手数人とスポンサー契約するための予算25万ドルをジョーダン1人に全額提示。
しかし、ジョーダンは当時アディダスを愛用していたこともあり「NIKEとのスポンサー契約は無い」とバッサリ。
それでもなんとかして契約を勝ち取りたかったNIKE社が秘策として打ち出したのが、マイケル・ジョーダン専用シューズを作るという提案でした。
こうして誕生したのが、現在でもスニーカー界の王様と呼ばれる「AIR JORDAN 1」です。
エアジョーダンの原型
無事にマイケル・ジョーダンとの契約を勝ち取ったNIKEですが、契約当初は'84-'85シーズンのNBA開幕まで数ヶ月しかないタイミングでした。
契約後すぐに専用モデル開発はスタートしていたものの、当然数ヶ月で完成するはずもなく、代替モデルとして使われていたのが「AIR SHIP(エアシップ)」というモデルであり、後のジョーダン1の原型とも呼ばれるモデルです。
ちなみにエアシップは”AIR”の名前の通り、エアフォースの後継モデルにあたります。
AJ1初期カラーはシカゴではなく実はブレッド(赤×黒)
ジョーダン1は赤×白のシカゴカラーのイメージが強く、初期カラーはシカゴだと思い浮かべる方が多いのではないでしょうか?
実は、AJ1の初期カラーは赤×黒の「ブレッド」と呼ばれるカラーパターンです。(上の写真手前側)
ジョーダンの所属するシカゴ・ブルズのロゴである、”黒”背景に”赤”い闘牛のカラーパターンがモチーフとなっています。
ちなみに、当時のNBAではシューズの半分以上が白でなければならないという規定があり、ジョーダンがブレッドAJ1を着用して試合をする度に、罰金の5,000ドル(約40万円)をNIKEが支払続けたという有名なエピソードがあります。
このエピソードをきっかけに当時ブレッドAJ1の人気が高まり、現在でも人気なカラーパターンの1つとして受け継がれています。
エアジョーダン 歴代38種類の紹介
AIR JORDAN 1
- リリース年: 1985年
AIR JORDANシリーズの1作目であり、シリーズを代表する名作のAJ1。
シンプルな見た目ながら人を惹きつける圧倒的な魅力のある随一のモデルです。
様々なブランドやアーティストなどとコラボをしており、オリジナルと合わせると数えきれないほどのモデルがリリースされています。
AIR JORDAN 2
- リリース年: 1986年
1の見た目とはガラッと変わったジョーダン2。
NIKEを象徴するスウッシュが無くなりシュータンにウイングロゴがあるだけとかなりシンプルな見た目になっており、まるでミニマルシューズのような上品な印象があります。
発売当初のオリジナルモデルは、ジョーダンシリーズの中で唯一のイタリア製で、高級レザーが使用されていました。
AIR JORDAN 3
- リリース年: 1988年
現在ではお馴染みの「ジャンプマンロゴ」が初めて登場、シューズに施されたのがこのジョーダン3。
アウトソールのビジブルエアも初搭載と、新しい追加要素が組み込まれたモデルです。
AIR JORDAN 4
- リリース年: 1989年
2,3の売れ行きが思わしくなく、従来の全面レザーからサイドのメッシュなど部分的にプラスチックパーツを組み合わせるデザインに変更。
斬新な見た目がユーザーに刺さり、見事大ヒットするモデルとなりました。
ちなみにAJ4のシュータン裏のタグの「AIR JORDAN」が反対向きなのは、発売当時にシュータンを折って裏返すというトレンドがあり、これに合わせてファッションシーンでの着用も想定されていたようです。
AIR JORDAN 5
- リリース年: 1990年
ジョーダンカットと呼ばれるハイカットでもローカットでもない、くるぶし高さを3/4カットに仕様変更されたジョーダン5。
ミッドソールのギザギザデザインはサメの歯をモチーフにしており、見た目のインパクトが強い人気モデルです。
クリアソールも搭載され、クリア越しにジャンプマンロゴが見えるという遊び心をくすぐるギミックも5の魅力です。
AIR JORDAN 6
- リリース年: 1991年
「素足のような感覚のシューズが欲しい」とデザイナーに依頼して誕生したのがジョーダン6です。
スラムダンクの主人公、桜木花道が愛用していたモデルでもあります。
2つ穴の空いたシュータンやプラパーツのヒールタブが特徴的です。
AIR JORDAN 7
- リリース年: 1992年
エアジョーダンシリーズの分岐点ともなるモデル。
ジョーダン7から、NIKEのバスケットシリーズとは別に、「JORDAN」として販売され始めます。
足を包み込む構造のハラチシステムが搭載されています。
AIR JORDAN 8
- リリース年: 1993年
足首周りを固定するようにクロスストラップが搭載され、従来のシリーズ1のフィット感と評判だったジョーダン8。
さらにマイケル・ジョーダンが1度目のNBA引退を発表し、ある意味節目となったモデルです。
AIR JORDAN 9
- リリース年: 1993年
マイケル・ジョーダンがバスケから離れている時にリリースされたのがジョーダン9。
前作である8のギミック感満載の見た目とは一変、ブーツのようなデザインになりました。
AIR JORDAN 10
- リリース年: 1994年
バスケから離れていたマイケル・ジョーダンが、NBAに電撃復帰した際に着用したモデル。
シューレースストラップとアウトソールの模様がストライプのような見た目をしているのが特徴。
アウトソールのストライプ部分にはジョーダンを讃える文字が刻まれています。
AIR JORDAN 11
- リリース年: 1995年
「フォーマルシューズのようなシューズが欲しい」とジョーダンからの要望を受けてデザインされたジョーダン11。
ジョーダンシリーズの中でも人気の高いモデルで、ストリートはもちろんのこと、コンセプト通りスーツのようなフォーマルな服装にも合うモデル。
ヒールにデザインされた「45」の文字は、NBA復帰当初のジョーダンの背番号です。
AIR JORDAN 12
- リリース年: 1996年
ZOOM AIRというクッションが搭載されたモデル。
前作である11のエレガントな雰囲気はそのままに、日章旗をモチーフにした放射線状のステッチが特徴です。
AIR JORDAN 13
- リリース年: 1997年
ジョーダンの黒豹のようなプレースタイルをイメージしてデザインされたモデル。
ヒール部の暗闇で光るパーツや肉球のようなアウトソールなど、かなりモデルイメージに忠実なデザインになっています。
AIR JORDAN 14
- リリース年: 1998年
ジョーダンの愛車であったフェラーリをモチーフにデザインされたのがこのジョーダン14。
ジャンプマンロゴを囲う形が、フェラーリのエンブレムの形によく似ています。
この14を最後に、ジョーダンが2度目のNBA引退をします。
AIR JORDAN 15
- リリース年: 1999年
NASAのジェット機をモチーフにデザインされたモデル。
尖ったように見える履き口とサイドの編み込みが特徴的です。
AIR JORDAN 16
- リリース年: 2001年
脱着可能なシューレースカバーが搭載された斬新なモデル。
ジョーダンが3度目のNBA復帰をした時に着用していたモデルでもあります。
AIR JORDAN 17
- リリース年: 2002年
ジョーダンのスキルをジャズに見立ててデザインされたのがジョーダン17。
チューンドエアシステムを始めとする様々な当時の最新テクノロジーが搭載され、ジョーダンシリーズの中でも高額なモデルでした。
AIR JORDAN 18
- リリース年: 2003年
ジョーダン最後の引退の際に着用していたモデル。
当時のジョーダンの愛車であるランボルギーニをイメージしてデザインされました。
スエード素材のアッパー、シューレース部分を覆い隠すことのできるパーツが特徴的なモデルです。
AIR JORDAN 19
- リリース年: 2004年
アフリカの毒蛇をイメージしてデザインされたモデル。
従来のシューレースを隠すデザインが引き継がれています。
AIR JORDAN 20
- リリース年: 2005年
ジョーダンシリーズ20周年の節目でもあるジョーダン20。
各所パーツにジョーダンの功績をイラスト化したデザインが組み込まれており、細部までこだわりが伺えます。
ジョーダンシリーズの中では初のノンエアモデルです。
AIR JORDAN 21
- リリース年: 2006年
当時のジョーダンの愛車であるベントレーをイメージしてデザインされたモデル。
ブラックライトを当てるとメッセージが浮かび上がるというギミックがあり、高級感ある見た目と遊び心まで兼ね備えています。
AIR JORDAN 22
- リリース年: 2007年
ステルス戦闘機をイメージしてデザインされたモデル。
2種類のエアが付属しており、好みに合わせたクッション性に変更可能。
AIR JORDAN 23
- リリース年: 2008年
現役時のジョーダンの背番号23と同じ、23個目のモデルであるジョーダン23。
アウトソールにはジョーダンの指紋をもとにデザインされた模様があるなど、「マイケル・ジョーダン」をかなり意識したモデルになっています。
AIR JORDAN 2009
- リリース年: 2009年
前作の23を機に、本モデルから4モデルのみ発売された年に合わせたナンバリングに変更されます。
アッパー全体がレザーであったり、部分的にサテンが使われたりと上品な見た目が特徴です。
ジョーダンシリーズの24作目になります。
AIR JORDAN 2010
(引用:www.jordan.com)
- リリース年: 2010年
特徴的な大きい丸型にくり抜かれたTPUパーツが組み込まれたデザインのジョーダン2010。
ミッドソールの模様はよく見ると文字になっており、「I've failed over and over again in my life. And that is why succeed(私が成功したのは、何度も何度も失敗したからだ)」というジョーダンの名言がデザインされています。
ジョーダンシリーズの25作目になります。
AIR JORDAN 2011
- リリース年: 2011年
シリーズ初の「交換可能なミッドソール」機能を搭載し、環境やプレーヤーの意思で機能を変えることができることが特徴。
ジョーダンシリーズの26作目になります。
AIR JORDAN 2012
- リリース年: 2012年
前作の2011の交換可能なミッドソール機能を受け継ぎ、ジョーダン2012では 1つ追加の3つから選択ができるように。
さらに2種類のインナースリーブ、3種類のブーティーが交換可能と、選手の好みに合わせたカスタマイズができるシューズでした。
ジョーダンシリーズの27作目になります。
AIR JORDAN 28
- リリース年: 2013年
靴全体をカバーすることのできるパーツを採用。
これまでレザーを使ってファッション性も両立していたジョーダンシリーズですが、このジョーダン28を機に一気に競技用シューズとしての機能に特化したシューズになっていきます。
AIR JORDAN 29
- リリース年: 2014年
従来のジョーダンシリーズ1の軽さを誇るジョーダン29。
ヒールの大きめなジャンプマンロゴが特徴的です。
AIR JORDAN 30
- リリース年: 2016年
エアジョーダンシリーズの30周年モデルとしてリリースされたジョーダン30。
宇宙をイメージしてデザインされています。
ギリシャ数字であるXXX(30)をヒール部に取り込み、モデルの30を表しながらバスケットゴールのネットを表現するなど、節目の特別感が感じられるモデルです。
AIR JORDAN 31
- リリース年: 2016年
1985年リリースのAIR JORDAN1を、NIKEの最新技術であるフライウィーブでアップデートされたようなモデル。
JORDANシリーズで1にしかなかったスウッシュが、本作の31で再登場しています。
AIR JORDAN 32
- リリース年: 2017年
JORDAN 2を最新技術でアップデートしたモデル。
レザーアッパーがフライニットに変更され、通気性や軽量化などバスケットシューズに最適化されたモデルです。
AIR JORDAN 33
- リリース年: 2018年
ファーストフィットテクノロジーによりシューレースが無くなり、着脱や締め付けなどが即座に行える仕様になっています。
大き目なシュータンなど、部分的にJORDAN 3の要素が取り入れられています。
AIR JORDAN 34
- リリース年: 2019年
シュータンにある「flight」の文字など、JORDAN 4の要素を取り入れつつ、様々なテクノロジーが取り入れられ、より高いジャンプをサポートするために開発されています。
八村 塁選手がルーキーイヤーで着用していたのもこのモデルです。
AIR JORDAN 35
- リリース年: 2020年
JORDAN 5の特徴的なシュータンの形を受け継ぎ、前後にzoomエアを搭載したモデル。
高いクッション性と反発など、スピードを重視して開発されました。
AIR JORDAN 36
- リリース年: 2021年
JORDAN 6のシューレースカバーを受け継ぎ、レノウェーブという新素材で編み込まれたアッパーが特徴的なモデル。
前作の35よりも30gの軽量化に成功しており、他にもクッション性などがアップデートされています。
AIR JORDAN 37
- リリース年: 2022年
JORDAN 7のデザインを受け継ぎ、前作に引き続きレノウェーブの編み込みアッパーや、ジャンプのサポートに特化した技術が詰め込まれたモデルです。
AIR JORDAN 38
- リリース年: 2023年
JORDAN 8のクロスストラップが「Xプレート」に進化して、足の固定力がアップデートされたJORDAN 38。
刺繍にはマイケル・ジョーダンの功績を讃える内容が刺繍されているほか、20%以上がリサイクル素材で作られており、サステナビリティに配慮されたモデルです。
エアジョーダンの人気モデル
初期モデルのAJ 1発売から約40年経ち、現在では全38種類のモデルがありますが、やはりファッションシーンでは80〜90年代のモデルが人気です。
その中でも特に人気なのは下記のモデル。
- AIR JORDAN 1
- AIR JORDAN 4
- AIR JORDAN 5
- AIR JORDAN 6
- AIR JORDAN 11
発売当時も人気だったものが現代でも根強い人気があります。
さらに上記モデルは、各方面とのコラボが他モデルより多いことから、世界的に見ても人気度が高いモデルということが伺えます。
エアジョーダンの人気カラーパターン
ジョーダンシリーズには人気のモデルがありますが、さらにその中でも人気のカラーパターンというものが存在します。
同モデルでもカラーの違いだけでリセールバリューが大きく違うことも多々あり、ジョーダンシリーズにとってカラーパターンは大きな意味を持っています。
シカゴ
JORDAN 1の定番カラーであるシカゴカラー。
名前の通り「シカゴ・ブルズ」のイメージカラーからインスピレーションを受けており、赤×白×黒の組み合わせが特徴です。
JORDAN 1のインラインモデルで近い配色が発売された際、自分でカスタムペイントしてシカゴカラー化する人もいるくらいで、まさにJORDANシリーズでは王道のカラーパターンです。
ブレッド
こちらもシカゴ・ブルズのチームカラーをイメージされたカラーパターン。
初期モデルのJORDAN 1のカラーだったこともあり、スニーカーカルチャー的にも絶大な支持を集めています。
UNC
マイケル・ジョーダンが大学バスケにて所属していた「ノースカロライナ大学(Univercity of North Carolina)」のチームカラーです。
淡い水色と白の組み合わせが特徴的で、スニーカーカルチャーだけでなくバスケットボールファンからも高い人気を誇ります。
つま黒(AJ1)
Air Jordan 1 "Black Toe"という1985年に発売されたモデルのカラーパターンのこと。
「つま先が黒い=つま黒」とファンの間で呼ばれるようになり、AJ1人気のシカゴやブレッド同様に絶大な人気を誇るカラーパターンです。
シリーズ別 AJの人気モデル
最後に各人気シリーズの中から、カラーやコラボなどで特に人気度の高いモデルをそれぞれ紹介していきたいと思います。
AJ1で人気のモデル
AIR JORDAN1 High OG ”CHICAGO”
シカゴ・ブルズをイメージしたカラーリング。
バスケットボールシューズとしての歴史的価値と、ストリートでの圧倒的な人気が支持されています。
AIR JORDAN1 High OG ”BRED”
シカゴ・ブルズのチームカラーを基にしたカラーパターンで、存在感「禁止されたシューズ」としての伝説がファンを魅了しています。
OFF WHITE × AIR JORDAN1 High OG
ヴァージル・アブロー率いるOFF-WHITEとのコラボで誕生したAIR JORDAN 1は、クラシックなAJ1に斬新なデザインアプローチを加えた一足。
未完成風のディテールや手書き風フォント、ジッパータグなど、斬新な要素が特徴です。
TRAVIS SCOTT × AIR JORDAN1
ラッパーの「トラヴィス・スコット」とのコラボで誕生したAIR JORDAN 1は、独特なリバーススウッシュが特徴です。
ナチュラルなカラーリングに加え、隠しポケットなど機能性も兼ね備えており、ヒップホップカルチャーとスニーカーファッションの融合を象徴するモデルです。
さらにfragmentともコラボしており、「トラフグ」の愛称で呼ばれるモデルもかなりの人気です。
UNION × AIR JORDAN 1
ストリートウェアのセレクトショップである「UNION」とのコラボモデル。
ヴィンテージ加工を施したデザインが特徴で、手縫いのステッチや異なる素材の融合が加わり、独自のレトロ感と現代的なアプローチを実現。
AIR JORDAN1 High OG ”Sail/Dark Mocha/Black”
落ち着いた「ダークモカ」のカラーリングが特徴で、トラヴィス・スコットのコラボモデルにインスパイアされた配色が人気です。
ストリートはもちろん、カジュアル、モードにも合わせやすいデザインが幅広い層から人気を得ており、シンプルながら洗練された美しさを持つ一足です。
AIR JORDAN1 High OG ”Game Royal”
RoyalとはNIKEで言うところの「ブルー」を指します。
クラシックな「シカゴ」や「ブレッド」の配色を思わせつつも、独自のブルーがモダンな印象を加えています。
AJ4で人気のモデル
AIR JORDAN4 "BRED"
「BRED」(ブラック+レッド)は、1989年に初登場したAIR JORDAN 4の中でも最も象徴的なカラーリングの一つです。
ヒール部分にはジャンプマンロゴではなく「NIKE AIR」のロゴが採用。
マイケル・ジョーダンが劇的なブザービーターを決めた際に着用していたことでも知られ、スニーカーの歴史において不動の地位を築いています。
OFF WHITE × AIR JORDAN 4
「Sail」カラーで統一されたアッパーが特徴で、クラシックなデザインになっています。
OFF-WHITEらしい「AIR」の文字がミッドソールにプリントされており、シューレースには「SHOELACES」の文字も刻印されています。
TRAVIS SCOTT × AIR JORDAN4
アッパーが全て鮮やかな水色のスェードで構成される、ラッパーのトラヴィス・スコットとのコラボもでる。
JORDAN 4の特徴であるヒールタブには、JORDANのロゴであるジャンプマンロゴと、トラヴィスのロゴである「cactus jack」の文字が片足ずつデザインされています。
AIR JORDAN4 "University Blue"
アッパー全体が鮮やかな水色「Univercity Blue」のスェードと、グレーのセメント柄が一部取り入れられたモデル。
トラヴィスコラボに似ていることや、 シュータンに取り付けられたジョーダンの背番号である23の文字入りタグなど、他のAJ4とは少し違ったモデルです。
AJ5で人気のモデル
OFF WHITE × AIR JORDAN 5
4同様の「Sail」とチャコール系の「Muslin」の2つのカラーがあります。
ミッドソールの”AIR”プリントはないものの、本モデルリリース当時にOFF-WHITEのアイテムで見られた「丸い穴」の加工がアッパーに施されています。
履き口もスポンジが剥き出しの切りっぱなしデザインになっています。
SUPREME × AIR JORDAN 5
- White
- Black
- Desert Camo
上記3つのカラーパターンからなる、ストリートブランドの「SUPREME」コラボのJORDAN 5です。
サイドのメッシュ部分にはSupの文字が見えるようになっていて、JORDAN 5のデザインはそのままに、SUPREMEの要素を追加したモデルです。
AIR JORDAN 5 "TOP 3"
- Fire Red
- Metallic
- Grape
JORDAN 5の人気OGカラーである上記3つを組み合わせた贅沢なカラーリングのモデル。
さらにシュータン裏にも人気3色の刺繍タグが施されているなど、細かいところまでこだわりが見られます。
AJ6で人気のモデル
TRAVIS SCOTT × AIR JORDAN 6
ラッパーのトラヴィス・スコットとのコラボで「オリーブ」「カーキ」の2種類が登場しています。
ヒールに「cactus jack」の刺繍があるだけでなく、履き口横に小さなポケットが付いており、渋い見た目に遊び心が加えられたモデルです。
AIR JORDAN 6 "BLACK INFRARED"
JORDAN 6を象徴するカラーの一つ。
黒いヌバック素材と鮮やかな赤のインフラレッドが、シンプルでありながらも印象的なカラーリングが特徴のモデルです。
AIR JORDAN 6 "Carmine"
鮮やかな赤と白のカラーが特徴的なモデルで、1991年に最初に登場した後、OG仕様で復刻されるというファンにとっては堪らない復刻をしています。
マイケル・ジョーダンがNBA初優勝を飾った1990-1991シーズンに着用した伝説のモデルです。
AIR JORDAN 6 "UNC"
マイケル・ジョーダンが大学バスケにて所属していたノースカロライナ大学(UNC)のチームカラーのモデルです。
ターコイズブルーとホワイトを組み合わせたデザインが特徴的で、ヒールにはジャンプマンロゴの入ったタグが縫い付けられています。
AJ11で人気のモデル
AIR JORDAN 11 "Bred"
AJ11 "Bred"といえば、2度目の三連覇の火蓋を切ったマイケル・ジョーダンの足元を飾ったシューズ。
ブラックとレッドのカラーリングが、非常に強いインパクトを与え、光沢感のあるエナメルレザーアッパーとクリアソールが人気です。AIR JORDAN 11 "Concord"
1995年に登場した名作で、ホワイトとブラックのシンプルなカラーリングのアッパーに、クリアソールと部分的に入るパープルパーツが特徴です。
シンプルながら上品な見た目から、ストリートシーンからフォーマルシーンでも着用されているモデルです。
まとめ
発売から約40年経つジョーダンシリーズですが、ジョーダンが引退した現在に至るまでほぼ毎年のペースでリリースされてきました。
モデルごとのコンセプトや機能、見た目など、順に並べてみると変化があって面白いですよね。
さらに、今回はシリーズごとの人気モデルも紹介してますが、今回紹介できたのはほんの一部です。
本記事で得た知識を元に、ご自身でさらにAIR JORDANについて深掘りして見るのも面白いかもしれません。