- 気をつけて履いていても気づいたらすぐ汚れる
- 土系の汚れがひどい
- クリーニングしたのにイマイチ汚れが落ちない
スニーカーを履いていると、ソールの汚れに対してこんなお悩みをお持ちではないでしょうか。
スニーカーの中でも地面に直接、ミッドソールにおいては地面に近い距離にある部分なため、やはりどうしても一番汚れてしまう部分。
汚れといっても、シンプルに汚れているだけのものから、擦れによる頑固汚れ、経年による黄ばみ汚れなど、ソールの汚れ方は様々かつ、その落とし方にも違いがあります。
本記事では「ソールの汚れ」にフォーカスした汚れの落とし方や、汚れの種類ごとの適した落とし方、汚れの防止方法などについて解説していきます。
ソールの頑固汚れに悩まされている方はぜひ参考にしてください。
スニーカーのソール汚れの落とし方

冒頭にもお話しした通り、ソールは地面と直接接するパーツのためスニーカーの中でも特に汚れが目立ちやすい部分。
さらに白いソールだと汚れが目立つぶん、清潔感を演出するうえでも重要なポイントです。
まずは、ソール汚れをクリーニングする際に使われる3つの方法を紹介します。
専用クリーナーによるクリーニング
まずは、クリーニングの基本である「専用クリーナーでのクリーニング」を試してみましょう。
具体的な手順としては、
- ブラシで表面の汚れを落とす
- クリーナーをつけてブラシで洗う
- タオルなどでクリーナーをよく拭き取る
シンプルな方法ですが、スニーカー汚れに特化した洗浄成分の専用クリーナーを使うため、大抵の汚れはこれだけで落とすことができます。
スニーカー用消しゴムを使う
- 「スニーカークリーナー使っても薄くなるだけ」
- 「ぶつけて黒い筋のような汚れが入ってしまった」
このような状況であれば、汚れを直接的に摩擦で絡めとることができるスニーカー用消しゴムでのアプローチが有効です。
使い方も簡単で、気になる箇所に軽く消しゴムを当て、くるくると回すように動かすだけ。
レザーやソールには白い消しゴム、スエードのような起毛素材には専用の黒い消しゴムを使用します。
専用の黄ばみ除去剤を使う
ソール部分の汚れが「黄ばみ」なら、専用の除去剤でのアプローチが必要になってきます。
使い方としては、
- まずはクリーニングでスニーカーを綺麗にする
- ソール以外をマスキング
- 除去剤をソール部分に塗る
- ラップをかけてから日光に数時間当てる
- 除去剤を洗い流す
- 終了or黄ばみが残っていたら2の工程から繰り返す
上記のように手間のかかる方法ですが、数十年ものの黄ばみでも白い状態を取り戻すことが可能な強力な方法です。
詳細な手順や注意点については別記事で解説しているので、気になる方はぜひこちらもチェックしてみてください。
スニーカーのソール黄ばみの落とし方完全ガイド|原因と対策を知って劣化を防ごう
汚れの種類による適切な落とし方

ソール汚れの落とし方について解説してきましたが、
- じゃあこの汚れはどれで落とせばいいの?
- 何を使えばいいの?
- 所要時間は?
上記のような疑問が浮かんだ方もいるはず。
この項目では、汚れの種類に合った落とし方について解説していきます。
泥や土による汚れ
適切な落とし方:専用クリーナーによるクリーニング
日常的に付着する土や砂、埃といった汚れは、汚れの程度にかかわらずほとんどがスニーカー専用クリーナーで落とすことができます。
また専用クリーナーは土や砂だけでなく、「飲食物の油分」のような汚れ落としに特化した成分構成になっており、表面的に付着する汚れに対処が可能。
あまりにも汚れが頑固な場合には、クリーニングで使うブラシを柔らかい金属である真鍮ブラシに変更(アッパー部への使用はNG)したり、ミッドソールのステッチに染み付いてしまった汚れにはシミ除去剤を使うなどすると◎。
擦れ汚れ
適切な落とし方:スニーカー用消しゴム
歩行時の接触や階段の段差などにぶつかった際にできるのが、ソール側面の擦れ汚れ。
表面にこびりついた黒ずみは、クリーナーでは落とし切ることが難しいことが多く、スニーカー用消しゴムでピンポイントに落とすのが効果的。
ソールに限らず、アッパーのレザー部分の擦れ汚れも同様の使い方で除去が可能です。
また、擦れ汚れとは違いますが起毛素材の繊維に入り込んだ汚れによる黒ずみにも使用可能です。
経年による黄ばみ汚れ
適切な落とし方:黄ばみ除去剤
ソール黄ばみの正体は、経年によりゴムの成分が水分や空気中の湿気、紫外線などにさらされることで化学反応を起こして変色したものです。
そのため、スニーカークリーナーや消しゴムのような”表面的な”アプローチでの除去は不可能であり、黄ばみ除去には専用の除去剤が必須。
除去剤には黄ばみを脱色するような効果があり、ゴムの変色を元のきれいな状態に戻すことができます。
ソールの汚れを防止する方法

ソールの汚れを取り除いたあとは、再度汚れが付着するのを軽減するための対策をとっておくと◎。
完全に防ぐことはできませんが、対策をしておくだけでかなり綺麗な状態の持ちが変わります。
今回紹介するソール汚れの防止方法は下記の3つ。
- 防水・防汚スプレーの塗布
- 保管方法の見直し
- 保護シートの貼り付け
それぞれ効果とやり方を解決します。
1.防水・防汚スプレーの塗布
突然の雨のような水分からスニーカーを守るだけでなく、防汚効果によって土や砂、油分のような汚れの付着をしづらくしてくれるのが防水・防汚スプレーです。
スニーカー全体に使用するもののため、ソール部分のみだけでなくアッパーの汚れ防止にもなります。
使い方はスニーカークリーニング後の綺麗な状態のスニーカーに適量吹きつけて乾燥させるだけ。
スプレーとスニーカーの距離を15cmほど離れたところから全体的にスプレーするのがコツです。
2.保管方法の見直し
- スニーカーは脱いだら玄関に脱ぎっぱなし
- 湿気が溜まりやすい場所への保管
履いている時は気を使っていても、上記のような保管方法の方が結構多いのではないでしょうか。
実は玄関や靴箱の中は通気性の悪さと湿気の溜まりやすさが合わさり、スニーカーの保管場所としてはあまりいいとは言えない環境です。
そんな時に役立つのが、履き終わりの靴の中にポンっと入れるだけの乾燥剤や、簡易調湿機能や防臭機能のある保管袋。
このような湿気対策をしておくことでソールの黄ばみ防止にもなりますし、スニーカー全体の劣化対策、臭い対策にもなります。
3.保護シートの貼り付け
ソール全面に保護シートを貼っておくと
- 土系汚れの付着防止
- 溝に土や小石が入らない
- 有機汚れ(葉っぱなど)による色移りの防止
上記のような汚れからソールを守ることが可能です。
さらに保護シートの一番の効果である「ソールのすり減りや傷の防止」にもなり、特に資産性の高いスニーカーへの貼り付けはおすすめです。
よくある質問

オキシクリーンやハイターは使っていい?
スニーカーへのオキシやハイターのような漂白剤を使うのは絶対にNG。
漂白剤の成分がソールのゴムを溶かす可能性があり、スニーカーの状態を劣化させてしまいます。
黄ばみの除去には”専用の”黄ばみ除去剤の使用が安心です。
泥汚れがひどい際は水洗いしていい?
ソールがゴム、アッパーが布系素材であればスニーカーの水洗いはOK。
ただし、アッパーが皮革素材のようなスニーカーの水洗いはやめておきましょう。
例えばレザーアッパーなら、水洗いによって油分が抜けてひび割れの原因になったり、ミッドソールの接着剤が溶け出してしまうといった可能性もあります。
激落くんは使ってもいい?
頑固汚れも簡単に落とすことのできるいわゆるメラミンスポンジですが、スニーカーへの使用はNGです。
メラミンスポンジは研磨性が強く、擦った部分の表面を削ってしまうような働きをします。
そのため、ダメージを与えてしまうことはもちろん、擦っていない部分との境目がはっきりと目立ってしまったりします。
頑固汚れにはスニーカー用消しゴムでのアプローチが安心です。
手間がかかりそうで自分でできるか不安
今回紹介したソール汚れの落とし方や防止方法には、一部黄ばみ除去のような、少し難しかったり手間がかかってしまい、自分でできる自信がないという方も。
そんな方には、KicksWrapの代行サービス利用がおすすめ。
スニーカーのプロフェッショナルであるスタッフが、責任を持って施工させていただきますので、ご興味のある方はぜひご検討してみてください。