新しいスニーカーを買っていざ履いてみると
- 横幅がきつくて足が痛い
- 横幅は広げたり狭めたりできる?
- 足が幅広なんだけどサイズはどう選べばいい?
このような悩みがでてきた経験をした方もいるのではないでしょうか。
また、逆に横幅がゆるい場合でも、靴の中で足が動いてしまい靴擦れや足の疲労につながることも。
見た目のデザインを優先してしまいがちなスニーカーですが、縦のサイズだけでなく横幅に合ったフィット感も快適に履くために大切なポイントです。
特にブランドやモデルによって横幅の作りが異なるため、同じサイズ表記でも履き心地が大きく変わることも。
この記事では、横幅がきついときの広げ方や、緩いときの狭め方、サイズ選びの目安まで詳しく解説します。
購入前のチェックや、買った後のフィット感調整の参考にしてください。
スニーカーがきつい時|横幅の広げ方

冒頭でもお話したとおり、スニーカーの横幅がきついと足が圧迫され、痛みや疲労の原因になります。
もちろん可能であれば適切なサイズに交換をしてもらうのがベスト。
しかし、中には交換不可のモデルもあるため、難しい状況もありますよね。
そんな時は、下記のような方法を試してみると改善できる可能性があります。
- 靴紐を緩めて履く
- 履きながら馴染ませる
- シューストレッチャーを使う
- インソールの入れ替え
それぞれ具体的に解説します。
靴紐を緩めて履く
まず手軽にできる方法として、靴紐の結び方を見直すことから試してみましょう。
- 履いた状態でかなり緩く調節して結ぶ
- シューレースホールの一部を飛ばして通す
- チップ垂らしのような結び方にする
上記のような方法で、足の甲部分をゆるめに結ぶだけでも圧迫感が和らぐことも。
特に甲高の人や幅広足の人には効果的な調整法です。
また、伸縮性のあるゴム素材でできた靴紐もあり、適度に足の甲にフィットするため、通常の靴紐よりも圧迫感を軽減することができます。
ちなみに、紹介した結び方の「チップ垂らし」については別記事で解説しているので、試してみたい方はこちらも合わせてチェックしてみてください。
【完全版】靴紐の結び方の教科書|ハイカット、ローカットスニーカーも簡単におしゃれに
履きながら馴染ませる
新品のスニーカーは素材が硬い状態のため、足の形に沿っていません。
スエードのような革やキャンバス素材は特に馴染みやすく、履き心地が改善されやすい素材。
これらの素材で構成されたスニーカーであれば、履いているうちに馴染んで圧迫感が軽減されることもあります。
足への負担を考慮し、短時間から履き始めて徐々に慣らすことで自然に横幅を広げていく方法がおすすめです。
シューストレッチャーを使う
靴の内部空間を広げるためのアイテムである、「シューストレッチャー」を使えば特定の箇所だけをピンポイントで広げることができます。
さきほどの「履きながら馴染ませる方法+履いていないときはシューストレッチャー」という2つを併用することで、うまくいけばより早く横幅の干渉を解消できる可能性もあります。
ただし、伸びの少ない合皮素材などに対して過剰に力をかけるとダメージや破損に繋がることも。
シューストレッチャーを使う際は、スニーカーの状態をよく見ながら適度な力で使うようにしましょう。
インソールの入れ替え
厚みのある純正インソールの場合、社外の薄手タイプに交換することでその分の空間ができ、足の横幅に余裕が生まれます。
若干の干渉程度であれば、これだけで改善できることも。
交換するインソール次第ですが、横幅の干渉を無くすことに加え、クッション性や通気性が向上する場合もあり、手軽に試せるおすすめな方法です。
インソール選びが分からないという方は、下記の別記事が参考になるかもしれませんので、気になる方はぜひ読んでみてください。
スニーカーにおすすめな疲れないインソール2選|ブーツや革靴もOK
スニーカーが緩い時|横幅の狭め方

逆に横幅が広すぎると、足が靴の中で動いて靴擦れや疲れの原因に。
狭い場合に比べると履けなくはないですが、歩くたびに中で足が動いてしまうのは快適性が損なわれてしまいます。
横幅が緩い時は下記のような方法を試してみましょう。
- 靴紐の結び方で調整
- インソールの交換や追加
- 厚手のソックスを履く
どれも手軽に試せる方法です。
靴紐の結び方で調整
靴紐を少しきつめに縛ってみるところから始めましょう。
足首側をしっかり締める「ヒールロック」や、甲部分をきつめに結ぶ方法が有効。
靴紐だけでも意外と大きなフィット感の変化が得られます。
靴紐を締めてフィット感が改善し、紐のあまりが多すぎるという場合は一回り短い靴紐に変更すればOK。
インソールの交換や追加
厚みのあるインソールを入れることで、余分な空間を埋めることができ、横幅にフィットさせやすくなります。
もしくは純正インソールの上から社外のインソールを追加し、重ねてしまっても◎。
部分的な調整にはハーフインソールやつま先パッドも便利です。
厚手のソックスを履く
一番手軽なのが厚手のソックスを履くこと。
ソックスの厚みを変えるだけでも、スニーカーのフィット感は結構違うもの。
特に冬場は保温性も高まり、一石二鳥の方法です。
足の横幅に合わせたスニーカーサイズの選び方

スニーカーの横幅の調整についてご紹介してきましたが、なるべくなら自分の足の形に合った靴を選べることが理想的ですよね。
新しくスニーカーを買う機会の参考になるよう、「横幅」も考慮したサイズ選定についても解説していきます。
ブランドやモデルによって横幅の作りは異なるため、事前の確認が大切です。
店舗で同じモデルの試着
欲しいスニーカーが即完売するような限定モデルであっても、カラー違いで同じモデルが実店舗に並んでいる状況を割と見かけるのではないでしょうか。
限定モデルなどであっても、ベースになっているスニーカーのサイズ感は同じ。(一部素材が違うことなどによる若干のずれの考慮は必要)
自分に合うサイズを把握するために、実店舗に同じモデルがある場合は試着して確かめてしまうのが一番確実です。
ブランドごとの横幅サイズの目安
ブランドによって横幅の基準が違います。
例えばNIKEは細め、New BalanceはやAsicsは広めに作られている傾向があります。
ワイズ表記(D、2E、4Eなど)の記載がある場合は、足の長さと合わせてチェックしておきましょう。
サイズアップで横幅を基準に選ぶ
確かめる術が無く、横幅が合うか不安な場合は、普段履いているサイズから0.5〜1cmサイズアップで選ぶ方法がおすすめ。
多少横幅以外で隙間ができてしまいますが、インソール交換や追加、靴紐の調整で縦サイズを合わせることで解消することができます。
スニーカーの横幅に関するよくある質問

スニーカーの横幅が伸びることはある?
革やキャンバス素材は履き込むことで多少伸びます。
一方、合成皮革やメッシュはほとんど変化がありません。
伸びやすい素材、伸びづらい素材共通して言えますが、無理な伸ばし方は破損の原因になるため注意が必要です。
横幅の記載がない時はどうしたらいい?
試着してしまうのがベストですが、難しい場合ももちろんありますよね。
そんな時は、
- 各サイトのレビューを参考にする
- 販売店やメーカーへの問い合わせ
上記のような方法で調べるのがおすすめです。
横幅で失敗しないためには?
試着、レビュー、ワイズ表記(あれば)のチェック。
この3つを徹底することで、失敗のリスクは大幅に減らせます。
また、万が一横幅が合わなかった場合を考慮し、オンラインサイトの返品・交換ポリシーも事前に確認しておくと◎。