AJ1 シカゴを甦らせる…!お客様のエアジョーダン1 "ロスト&ファウンド"をクリーニングレポート - KicksWrap®︎

AJ1 シカゴを甦らせる…!お客様のエアジョーダン1 "ロスト&ファウンド"をクリーニングレポート

今回ご依頼いただいたスニーカーはNike Air Jordan 1 High OG "Lost & Found/Chicago"


ヴィンテージ風に仕上げたエアジョーダン1"シカゴ”

アッパーに使われているパーツには、特殊な素材が多く、お手入れの方法を間違えると深刻な状態になりかねません。

 

●AJ1 ロスト&ファウンドのクリーニング動画はこちら💁‍♂️

 

それではクリーニングを始めていきます。 

まずは、Deodrant Shoe Keeperでスニーカーの形を整えます。

 

 


そうしたら、Cleaning Blush(ブラシ)をつかい、アッパー表面の埃を丁寧に除去。

今回、アッパーに多く使用されているクラックレザーは、名前の通りレザー表面に細かくひびが入っています。この隙間が、埃にとって絶好のたまり場となるのです。

そのため、ブラシの毛先を様々な方向に動かしていきます。


毛先の細いしなやかな豚毛ブラシがクラックの隅々にまで届き、目に見えない埃が取れていきます。

 

 

 

表面の埃を払い終わったら次はFoam Cleaner 200ml(クリーナー)を使用。

 

この時のポイントは、パーツごとのクリーニングを徹底すること。

理由としては、今回のAJ1は必ずと言っていいほど赤いアッパー部分が色落ちを起こします。そのときに他のパーツへの色移りが懸念されるので、手間としてパーツごとのクリーニングが必要不可欠なのです。

 

 

 

まず、白いアッパー部分。この部分は繊細なクラックレザーでできており、表面をやさしく回すように動かしていきましょう。

そうすると、クラックレザーを痛めることなく、隙間にアプローチしながら十分にクリーニングすることが出来ます。



そして、赤いアッパー部分も同様に小さく円を描くようにクリーニングをしてください。

泡が赤くなりますが、ここでは、焦らずに落ち着いてクリーニングを進め、慎重に他のパーツへと移っていきます。

 


 

また、色が落ちやすいということは、色むらができやすいということです。

一部分だけを入念にクリーニングすることは避け、全体に満遍なくブラシをあてていきます。


そうして、アッパー全体をクリーニングしたら、Cleaning Microfiber Towelでクリーナーをよく拭き取りクリーニング完了です。

 


 

 

今回はオプションのご注文もいただいております。

今回ご注文いただいたオプションはShoe Guards 2.0 装着(本体代込み)とKicksWrap Premiumラッピング(Dryers1足分付き)です。

これら以外にも豊富なオプションを用意しているので、ホームページにてぜひご覧ください。


まず、Shoe Guards 2.0 装着(本体代込み)を行っていきます。

作業は簡単で、純正のインソールを一度取り出し、Shoe Guardsの左右を確認したらつま先部分に押し込みます。そして純正のインソールをもどせば完了です。

 

 

Shoe Guards 2.0はスニーカーを履くときに生じる履きじわを最小限にすることができます。そうすることで履きじわから起こるひび割れや、破れを防止できます。

このひと手間でスニーカーの劣化を防ぐことが出来るので是非やっておくべきでしょう。

 

次にKicksWrap Premiumラッピングの作業に移っていきます。

まず、Dryersをスニーカーに差し込みKicksWrap Premiumの中にスニーカーをいれます。

そしてシーラー等で袋の口をしっかりと閉じたら、両サイド→前後→アウトソールの順番にドライヤー若しくは、ヒートガンで熱を当てていきます。

 

 

 

フィルムが収縮していく過程で中の空気がつま先の小さな穴からゆっくりと抜けていきます。

この際、急いで熱を当て続けてしまうと破裂の原因となるので注意が必要です。

 

 

しっかりと全体に熱を加え、フィルムを収縮させるとスニーカーと密着し穴がふさがりスニーカーを外の湿気や空気などから保護してくれます。

 

仕上げに、プレミアムスニーカークリーニング特典のWaterproof Sprayをかけ、Shoes Bag 2.0に入れたら作業は終了です。

 

 

今回のスニーカー程クリーニング時に色が落ちるスニーカーは珍しく、難易度の高いものですがしっかりとした手順とやり方をすればお手入れができ、これから先も長く愛用していただけるかと思います。

 

 

 

今回は、このような貴重なスニーカーを弊社にお任せいただき誠にありがとうございました。