Travis Scott とのコラボレーションは、毎回独特な素材の組み合わせとカラーリングで注目を集めます。今回の「Tropical Pink」も例外ではなく、履く前の準備が仕上がりを左右するモデルです。
この記事では、複数素材が混在するこのスニーカーを買った日からどう扱うべきか、予防ケアとシューケア方法を解説していきます。
モデル紹介
Travis Scott x Air Jordan 1 Low OG SP「Tropical Pink」(IQ7604-101)は、2026年5月29日に発売されたコラボレーションモデルです。ムスリン(オフホワイト)をベースに、シャイピンク、セイル、ユニバーシティレッドを配したカラーウェイが特徴で、複数のレザー素材とヌバックが組み合わさった構成になっています。
トゥ部分とクォーターパネルには、パーフォレーション(通気孔)付きの滑らかなレザーが使われており、光沢のある質感が際立ちます。アイステイとヒールカウンターにはグレインレザー(シボのあるレザー)が配され、スウッシュ部分には赤ピンク色のレザーが使われています。さらに、アッパーの薄ピンク部分にはヌバック素材が採用されており、起毛の柔らかな質感が加わっています。
ミッドソールはクリーム色のEVA素材、アウトソールはピンク色の樹脂素材で構成され、全体として多彩な素材の組み合わせが魅力のモデルです。この素材構成の複雑さゆえに、履く前の予防ケアが後々の仕上がりを大きく左右します。

着用前にやるべき予防ケア
購入後にやるべき予防ケアを、以下の順番で進めます。
履く前のひと手間が、半年後、1年後の仕上がりを大きく左右します。このセクションでは、買った日にやっておくべき予防ケアを、悩み別に紹介していきます。
雨・汚れ
レザーとヌバックが混在するこのモデルでは、防水スプレーが最初の防衛線になります。履く前に表面全体に薄く塗布することで、水分や泥の初期付着を大幅に遅らせることができます。
ただし、スウッシュや一部のレザーパネルに光沢がある場合、パテントやエナメル加工が施されている可能性があります。そのような部分には防水スプレーを使わないよう注意してください。光沢面が曇る原因になります。
防水スプレーは必ず屋外か風通しの良い場所で使用し、20〜30cm離して薄く均一に塗布します。乾燥は日陰で行い、直射日光は避けましょう。
型崩れ
履いていない間の型崩れは、見た目の印象を大きく左右します。Deodorant Shoe Keeper(消臭シューキーパー)を入れておくことで、型崩れを防ぎつつ、同時に消臭効果も得られます。
特にレザーとヌバックが混在するモデルでは、型を保つことが素材の劣化を遅らせることにもつながります。
履きジワ
甲の部分に入る履きジワは、一度深く刻まれると元に戻すのが困難です。Shoe Guards 2.0 を装着しておくことで、履きジワの発生を予防できます。
特にレザー部分は、ジワが入ると質感が損なわれやすいため、早めの対策が有効です。

着用後にやるべきシューケア方法
履いた後のケアは、汚れを定着させないための最初の砦です。このセクションでは、着用前の予防ケアで扱った固定商品以外の、日常的なシューケア方法を紹介します。
乾拭きとブラッシング
帰宅後、まずは柔らかい布でアッパー全体を乾拭きし、表面に付着した砂埃や軽い汚れを払い落とします。特にヌバック部分は、毛並みに沿って優しくブラッシングすることで、毛並みを整えつつ、汚れを浮かせることができます。
ブラッシングは、専用のスウェード・ヌバックブラシを使うのが理想ですが、柔らかいブラシであれば代用可能です。強くこすりすぎると毛並みが寝てしまうため、優しく一定方向に撫でるイメージで行いましょう。
定期的なメンテナンス
月に1〜2回程度、アッパー全体を丁寧にチェックし、汚れが蓄積していないか確認します。特にヌバック部分は、毛並みが寝ていないか、黒ずみが出ていないかを見ておくと安心です。
レザーおよび部分は、乾燥による劣化やひび割れが出る前に、保湿ケアを定期的に行うのがおすすめです。

よくある質問
ヌバック部分に水がかかってしまいました。どう対処すればいいですか?
まずは柔らかい布で優しく水分を吸い取り、その後風通しの良い日陰で完全に乾燥させてください。乾燥後、毛並みが寝ている場合は、専用ブラシで毛並みを起こすように優しくブラッシングします。
まとめ
Travis Scott x Air Jordan 1 Low OG SP「Tropical Pink」は、複数のレザー素材とヌバックが組み合わさった、ケアのやりがいがあるモデルです。買った日に防水スプレーを施し、履いた後は乾拭きとブラッシングを習慣にすることで、長く綺麗な状態を保てます。
ヌバック部分は水濡れと摩擦に弱いため、毛並みを整えるブラッシングを定期的に行い、レザー部分は乾燥によるひび割れを防ぐための保湿ケアを適度に取り入れましょう。
履く前のひと手間と、履いた後の丁寧なケアが、このスニーカーを長く楽しむための鍵になります。ぜひ参考にしてみてください。









