【素材別解説あり】スポーツサンダルの洗い方|汚れも臭いもしっかり落とす - KicksWrap®︎

【素材別解説あり】スポーツサンダルの洗い方|汚れも臭いもしっかり落とす

アウトドアやレジャーはもちろん、日常使いのファッションアイテムとして、夏に人気なスポーツサンダル。

通気性がよく水にも強いモデルが多い一方で、使い続けるうちに砂や汗汚れが溜まり、臭いの原因になることもあります。

水洗い可なため水に漬けてじゃぶじゃぶと適当に洗えばいいと思いがちですが、スポーツサンダルの素材や複雑な構造の関係で、それだけの洗浄ではしっかりと汚れを落とせないことも。

この記事では、あらゆる素材のスポーツサンダルに共通する基本的な洗い方に加え、素材・形状別に気をつけたいポイントを詳しく紹介します。

お気に入りのサンダルを長持ちさせたい方は、ぜひ参考にしてみてください。

[基本]スポーツサンダルの洗い方

スポーツサンダルは素材の種類に関わらず、まず「汚れを浮かせる」「クリーナーで汚れを落とす」「しっかり乾燥させる」の流れが基本です。

まずは、どのモデルにも共通する標準的な洗浄手順として、

  1. 乾いたブラシで全体ブラッシング
  2. クリーナーを使ったクリーニング
  3. すすぎ or 拭き取り
  4. 乾燥

上記4つの手順について解説していきます。

1.乾いたブラシで全体をブラッシング

ブラッシング

最初に乾いたブラシを使い、素材表面に付着している砂やホコリを落とします。

「どうせ洗うのに」と思ってしまいますが、意外と大切なのがこの空ブラッシングの工程。

事前に表面の汚れを払っておくことでクリーナーの泡立ちが良くなり、使用量の節約にもなり経済的に◎。

特に、ストラップの付け根などの隙間などには埃が溜まりやすいため、ブラシ先端を上手に使って丁寧に払いましょう。

2.クリーナーを使ったクリーニング

クリーナークリーニング

スニーカークリーナーをブラシに取り、泡立てながらパーツごとに優しく洗います。

強くこすらず、泡で汚れを包み込むように+ブラシ先端が当たるようにの2点を意識しながらブラッシングするのがコツ。

特に臭いの原因になる内部のフットベッドは汚れが激しいこともあるため、たっぷりのクリーナーを使ってしっかりと洗いましょう。

3.すすぎor拭き取り

すすぎ

クリーナーで汚れを落とし終えたら、最後に残ったクリーナーと浮いた汚れを除去。

スニーカーであれば吸水性の良いタオルで拭き取りを行いますが、水に強いスポーツサンダルという特徴を活かし、泡と汚れを流水などでしっかり流すのも◎。

あまりにもクリーナーが残ってしまうと、履いている際にぬるっとしたような履き心地になってしまったり、白く跡になることがあるので、すすぎや拭き取りは丁寧に行うことが大切です。

4.風通しの良い日陰で乾燥

直射日光は乾燥時間も短く、紫外線によって雑菌除去も行えるので、一見スポーツサンダルにも良さそうと思ってしまいます。

しかし、実は太陽光による自然乾燥はソールの変形や色あせの原因になる可能性も。

風通しの良い日陰に干し、ゆっくりと確実に乾かしましょう。

ちなみに湿気が残ると臭いやカビの原因になるため、乾きにくい紐形状のサンダルなんかは特に注意が必要で、完全に乾燥させてからを意識しましょう。

[素材・形状別]スポーツサンダルの洗い方

スポーツサンダルの共通する洗い方については先ほど説明した通りですが、スポーツサンダルにも様々な素材構成や、モデルによって形状が異なります。

基本的には同じ手順でクリーニングをしていきますが、その素材やモデル特有の手順というものもあります。

ここでは、スポーツサンダルの代表的な素材や形状として、

  • 布ストラップ系
  • ゴム系
  • 紐系

上記の3タイプに分けて、それぞれ特有の洗い方やポイントを紹介します。

布ストラップ系のスポーツサンダルの洗い方

代表モデル:teva(テバ) など

ナイロンやポリエステルのストラップ素材は水や衝撃などに強い素材ですが、編み込まれた繊維の奥に汚れが溜まりやすい構造でもあります。

クリーナーとブラシを使って洗う際、やみくもにゴシゴシ動かすのではなく、繊維の向きに沿ってブラシをあてることを意識すると◎。

また、布系素材ということもあり、食べこぼしなど色素の強い汚れがついてしまうとシミになってしまうストラップ部分。

クリーニングでもシミを取り切れない場合は、専用のシミ除去剤でのアプローチに切り替えることで簡単に除去することが可能です。

布ストラップ系サンダルの洗い方の詳細については、下記リンク先の別記事にて紹介しています。

tevaサンダルの洗い方|汚れのひどいストラップ部もすっきりきれいに

ゴム系スポーツサンダルの洗い方

代表モデル:クロックス など。

ゴム素材のサンダルは耐水性が高く、基本的に素材表面にのみ汚れが付着するため、比較的汚れの落ちやすい部類のサンダル。

クリーナーとブラシによるクリーニングでほとんどの汚れを除去でき、たっぷりの水によるすすぎで仕上げを行うだけのお手軽素材です。

ただし素材の特性上、漂白剤や熱湯を使用してしまうと変形してしまう可能性も。

「汚れがよく落ちそうだから」という理由で上記のような方法で洗わないように注意が必要です。

ゴム系サンダルの洗い方詳細は、下記リンク先の別記事にて紹介しています。

クロックスの洗い方|失敗しない簡単ステップと注意点

紐系スポーツサンダルの洗い方

代表モデル:KEEN(キーン) など。

紐やコードを編み込んだタイプは意外と厄介で、

  • 構造が複雑でブラシをあてにくい
  • 素材自体も繊維奥に汚れが溜まる

上記のように、クリーニング時は細かいところまで意識しないと、汚れが残りやすいタイプのサンダルでもあります。

また、紐を編んだような構造によってブラシがうまくあてられないため、まずはシューキーパーなどで形を固定すると施工性が格段にUP。

また、KEENのように「紐+起毛素材」のような構成の場合、起毛専用のアプローチなどが必要になってきます。

それぞれ詳しくは下記リンク先の別記事にて紹介していますので、KEENのような紐+複合素材のサンダルクリーニングにチャレンジしたい方はぜひ参考にしてみてください。

【キーン】サンダルの洗い方|白ユニークのひどい黒ずみを徹底クリーニング

スポーツサンダルの洗い方|よくある質問

スポーツサンダルにオキシクリーンは使っていい?

オキシ漬けはNGです。

構造や素材によっては、ソール部分の接着剤が弱くなったり、変色・白化の原因になることがあります。

いくら耐水性に優れたサンダルであっても、少なからずリスクがあるため、専用クリーナーによるクリーニングが安心です。

スポーツサンダルは重曹や中性洗剤、ウタマロで洗える?

水による丸洗いがOKな特性上、さいごにすすぐ必要のある重曹・中性洗剤・ウタマロの使用もOK。

ただし、軽い汚れならウタマロクリーナーや中性洗剤でもきれいになりますが、フットベッドの皮脂汚れがひどかったりすると、汚れの除去が不完全なことも。

市販クリーナーでも、専用クリーナーでも、どちらも使用可能ですので、ご自身のサンダルの汚れ具合と相談しつつ選んでみてください。

スポーツサンダルの臭いは取れる?対策は?

臭いの原因は汗や皮脂の蓄積による雑菌繁殖です。

洗浄後はしっかり乾燥させたうえで、スニーカー用の消臭スプレーを使用すると効果的。

また、簡易的に皮脂汚れを落とす手段として、クリーニングワイプの携行もおすすめ。

  • 外出先で足汗が気になる
  • 内外どちらの汚れも落とせる

小分けになっていて携行性抜群なワイプですが、気になったタイミングでささっと拭いておくだけでも臭い対策としてもバッチリです。