中古スニーカーが気になるけれど、不安で手を出せない…。どこに注意すればいいのかわからない…。そんな悩みを持つ人は多いでしょう。筆者もかつて同じでした。
確かに、中古スニーカーにはリスクもあります。しかし、正しく理解して選べば、お得に購入できます。
本記事では「中古スニーカーは本当にやめた方がいいのか?」を解説。失敗しないためのポイントも紹介するので、ぜひ参考にしてください。
【結論】中古スニーカーは正しく理解すれば安心してお得に楽しめる
中古スニーカーはやめておいたほうがいいのか?という問いに対する筆者の答えは「中古スニーカーの良いところも悪いところも理解した上でなら買っても良い。むしろ積極的に活用すべき」です。
実際に筆者自身、レアなスニーカーをゲットしたり、相場よりも安く購入できたり、これまで多くの良い経験をしてきました。
ただし、中古ならではのリスクもあるため、注意点を理解した上で購入することが大切です。どんな失敗があったのか筆者の失敗談をひとつ紹介します。
【体験談】中古スニーカーの落とし穴
過去にネットオークションでスニーカーを購入したときのこと。
届いたスニーカーをみると、写真では分からなかった汚れやソールのすり減りが目立ってガッカリしたことがありました。出品者が意図的にスニーカーが綺麗に見える角度で撮影し、コンディションについても詳しく記載していなかったために起きた失敗です。
記載内容に偽りはなかったものの、詳細情報が不足している出品者から落札すると、このようなトラブルに遭うリスクがあります。
中古スニーカーを買う前に知るべきはメリットとデメリット
中古スニーカーは、他の人が一度手にしたものなので、上記の例のようなリスクもありますが、もちろん大きなメリットもあります。なので、良いか悪いかを単純に判断することはできず、ケースバイケースになります。
まずは、中古スニーカーのメリットとデメリットを理解して、状況にあわせて整理し、納得のいく買い物ができるようにしましょう。
【メリット】中古スニーカーを選ぶべき理由
中古スニーカーはやめておいたほうがいいとは考えておらず。むしろ、積極的に取り入れるべき選択肢だと考えています。
中古スニーカーの最大の魅力は、新品よりも安く手に入ることが多い点です。特に、人気モデルでも状態の良いものを割安で購入できることがあり、コストを抑えつつお気に入りの一足を手に入れられます。
そしてレアなスニーカーは 基本的に再販されることが少なく、一度逃すと入手困難になります。そこで活用すべきなのが中古をはじめとする二次流通市場です。新品での入手が難しいモデルも、中古なら見つかる可能性があります。中古スニーカーは「買い逃したあの一足」を手に入れる手段の一つなのです。
【デメリット】中古スニーカーで失敗しないための注意点
中古スニーカーを購入して失敗するケースもあります。失敗やトラブルを避けるために、事前にチェックすべきポイントをまとめました。
- 状態が悪いことがある
- 相場より高いこともある
- 偽物・コピー品のリスクがある
状態が悪いことがある
中古スニーカーのコンディションは、未使用に近いものからボロボロのものまで存在します。当然、状態が良いものほど長持ちし、傷みが激しいものは寿命が短くなります。
ただし、コレクション目的で状態が悪くても欲しい場合もあるでしょう。そのため、一概に「状態が悪い=NG」とは言えませんが、失敗を防ぐためには、どのような状態なのかを事前にしっかり確認することが重要になってきます。
具体的には、アッパーに目立つ汚れ・破れがないかをチェック。全体像を見ただけでは見落としてしまうことがあるので、正面から、側面から、など色んな角度から確認してください。またアッパーだけでなくソールはすり減りすぎていないか、加水分解していないかの確認を。摩耗や劣化で寿命が近い証拠です。
上記の2点は、確実にチェックしておくべき内容です。 購入前には写真や説明文をよく確認し、可能なら実物を見るようにしましょう。
相場より高いこともある
中古スニーカーは新品より安いのが一般的ですが、レアリティやプレミアがついて価格が高いことがあります。このように二次流通のスニーカーの価格は、相場で決まることが多いので、売り手によって価格が異なるのが特徴です。そのため、相場より安く買えることもあれば、逆に高く設定されていることもあります。
「お得に買えたと思ったら、実は相場よりも高かった…」と後悔しないためにも、購入前には市場価格をリサーチすることをおすすめします。
偽物・コピー品のリスクがある
中古スニーカーは一度人の手に渡ったものなので、中には偽物やコピー品が紛れ込んでいる可能性があります。偽物やコピー品を販売することはもちろん禁止されていますが、それでもやはり中には偽物が紛れ込んでいます。
中古スニーカーは、一度誰かの手に渡って使用されたものなので、新品未使用の正規品ではありません。なので中には偽物が混ざっていることがあります。偽物の販売は禁止されていますが、それでも市場に出回っていることがあります。特に、人気モデルや高額なスニーカーは偽物が多いため、安心して購入するには、信頼できる販売店や、専門家が本物かどうかをチェックする鑑定付きのお店やアプリを利用するのが大切です。
中古スニーカー購入前に知っておくべきポイントと次の一手
中古スニーカー初心者の方は、購入するときに気をつけるべきポイントを押さえておけば、失敗を防ぎ、満足のいく買い物ができます。特に以下の点を理解しておくことが重要です。
- そもそも自分は中古スニーカーに向いているのか
- 安心して中古スニーカーを購入できるショップ
- 中古スニーカーはシューケアで魅力アップ
そもそも自分は中古スニーカーに向いているのか
中古スニーカーには多くの魅力がありますが、人によっては向かない場合もあります。
中古はあくまで一旦は人の手に渡ったものです。どれだけ綺麗で状態が良くても「誰かが履いたものはちょっと…」と感じる人は、中古スニーカーの購入にストレスを感じる可能性があります。公式サイトや正規店での購入にこだわる方も、中古より新品のほうが安心して履けるでしょう。
安心して中古スニーカーを購入できるショップ
中古スニーカーを購入できるショップは数多くありますが、信頼できる店舗やサービスを選ぶことで、安心して購入できます。特に、専門知識が豊富で真贋鑑定を行っているショップなら、偽物のリスクを抑えられます。
店舗で実物を見て選ぶのも良いですし、オンラインでじっくり比較して探すのもアリ。ここでは、安心して利用できる実店舗とオンラインショップを紹介します。
SNEAKER DUNK STOREはスニダンの実店舗で、オンラインとは異なり実物を直接確認して購入できるのが魅力。すぐに持ち帰れるため、配送を待つ必要がありません。
SKIT(東京・名古屋・福岡など)は国内屈指のスニーカー専門中古ショップ。プレ値のスニーカーも多いですが、品揃えが豊富で、掘り出し物に出会えることもあります。
スニーカーダンク(SNEAKER DUNK)は国内最大級のオンラインスニーカー売買プラットフォーム。鑑定付きの取引が行われているため、偽物のリスクが低く、初心者でも安心して利用できます。
StockXは世界的に有名なスニーカー売買サイト。出品ごとに状態の詳細が明記されているため、コンディションをしっかり確認したうえで購入できます。
中古スニーカーはシューケアで魅力アップ
中古スニーカーのコンディションは様々です。自身でシューケアをできるどうかでそのコンディションは変わります。
新品同様のスニーカーはコンディションの悪化を防ぐことができ、使用感のあるスニーカーの場合は購入時よりも良い状態に復活させることができます。適切なケアをするかどうかで、中古スニーカーの魅力や履き心地は大きく変わりますし、購入後の満足度も高くなるでしょう。
特に以下のポイントに注意すれば、中古スニーカーを快適に楽しめます。
- アッパーのケア
- ソールのケア
- シューレースの交換
- インソールの交換
アッパーはスニーカー専用の洗剤で洗うことで、汚れを落とし、美しい見た目をキープできます。素材によっては、適切な栄養補給をすることでコンディションをさらに向上させることも可能です。
アッパーのケアには、これひとつで幅広い素材に使用できる、「Premium Shoe Care Kit」がおすすめです。
ソールのすり減りが気になる場合は、補修アイテムを活用すれば、すり減りを防ぎつつ、耐久性を向上させることができます。「HEEL PLUS 3.0」や「SOLE PLUS 3.0」がおすすめです。
シューレースはスニーカー全体の印象を大きく左右するため、新しいものに交換するだけでフレッシュな雰囲気を演出できます。 「The Shoelaces」がおすすめです。
中古スニーカーのインソールには、前の持ち主の足のクセがついていることが多いです。新しいインソールに交換することで、履き心地が格段に向上し、より快適に歩けるようになります。
通気性、コスパが良い「AIR Insole」がおすすめです。
【まとめ】中古スニーカーは正しく理解すれば安心してお得に楽しめる
中古スニーカーは、レアなアイテムをお得に手に入れる絶好のチャンスですが、一方でリスクも伴います。メリットとデメリットを十分に理解し、賢く活用することで、安心して魅力的な買い物が実現できるでしょう。