ファッションの一部として取り入れている方も多いニューエラのキャップ。
季節問わず使えるため、お気に入りを年中かぶっているという方も多いのではないでしょうか。
しかし、着用頻度の高いアイテムだからこその問題もあるはず。
- 汗じみができてしまった
- 全体的に汚れが気になる
- 匂いの原因である内側汚れの蓄積が気になる
ニューエラのキャップはほとんどの場合が直接頭部に触れるアイテムのため、上記のような悩みが出てくると思いますが、基本的にニューエラのキャップは洗濯ができません。
ただし洗濯をせずにニューエラを洗う方法があります。
本記事では洗濯不要なニューエラクリーニングについて、詳しい手順を解説していきます。
簡単で知識のない方でもしっかりとクリーニングができる方法になっていますので、ニューエラの汚れに困っている方はぜひ参考にしてみてください。
汚れたニューエラは洗濯してもいい?

冒頭でも軽く触れましたが、ニューエラのキャップはほとんどが洗濯不可。
一部手洗いによる水洗いができる物もありますが、多くは濡れたタオルで拭き取る程度のクリーニングが推奨されています。(下記公式サイトのQ&Aを参照)
では、なぜニューエラは洗濯不可なものが多いのでしょうか?
理由は、
- 色落ち
- 変形や縮み
- シールの剥がれ
洗濯によって上記3つのようなリスクがあるからです。
洗濯は洗浄力が強すぎるるため色落ちやキャップ自体が変形するなどの原因になります。
さらに洗濯槽との擦れなどによって表面のほつれのようなダメージを与えてしまうことも。
また、ニューエラのつば裏シールを剥がさずに着用している方が多いのでは無いでしょうか。
洗濯してしまうことでシールの糊が弱くなり、シールが剥がれて新しいものを貼り直さなければなりません。
洗濯不要なニューエラの洗い方

洗濯不可なニューエラのキャップには、専用の洗剤と柔らかいブラシによるクリーニングをすることで十分な洗浄効果を期待できます。
今回は実際に上の写真のように、全体的な汗染み、皮脂汚れや埃など状態がひどいニューエラのキャップをクリーニングしていきます。
それらの汚れの落ち方にも着目してみてください。
具体的な手順は、
- 柔らかいブラシでブラッシング
- 専用クリーナーをつけたクリーニング
- クリーナーの拭き取り
- 乾燥
上記の4つで終了です。
汚れ具合によって作業時間は前後しますが特段難しい工程は無く、汚れをブラシと洗剤で落とすのがメインの作業になります。
柔らかいブラシでブラッシング

ニューエラの布地を毛羽立たせないためにも、豚毛の柔らかいブラシを使用します。
まずは事前クリーニングとして、何もつけずに乾いたブラシで表面の汚れを落としていきます。
この工程でできるだけ汚れを落としておくことで、後に使用するクリーナーの使用量を減らせたり、汚れの落ち方にも関わってきますので全体的にしっかりとブラッシングしておきましょう。
特に汚れの溜まりやすい布の切り返しや溝の部分などは、ブラシの先端を当てることを意識して入念に。
専用クリーナーをつけたクリーニング

全体的にブラッシングを終えたら、いよいよ専用クリーナーを使ったクリーニングの工程に移ります。
この工程では「ブラシは大きくではなく細かく動かす」がポイント。
ブラシの先端が汚れをかき出すため、効率よくクリーニングするために細かく動かすことを意識しましょう。
洗う箇所の順番に決まりは無いため、キャップ表面からでも内側からでもOK。
ちなみに、頭部と直接触れているキャップはどうしても皮脂汚れが多く、クリーナーの泡立ちがイマイチという場合があります。
そんな時はブラシ先端に水を少しだけ付けるのがオススメ。
クリーナーの泡立ちが良くなり、効果的にクリーニングを進められます。
クリーナーを拭き取る

ある程度汚れを落とせたら、吸水性の良いタオルなどでクリーナーを拭き取っていきます。
一度拭き取ってみてまだ汚れが残っているようであれば、再度「クリーナー→拭き取り」を繰り返し行いましょう。
乾燥させる

表面、内側と十分に汚れを落とすことができたら、キャップ本体をしっかりと乾燥させます。
型崩れ防止のため、内部にタオルを隙間無く詰めておきます。
直射日光下での乾燥は色褪せの原因にもなるため、風通しの良い日陰に置いておきましょう。
時間を置いてキャップ本体のしっとり感が無くなればクリーニングは完了です。
ニューエラクリーニング後のアフターケア
ニューエラのキャップをクリーニングして綺麗な状態にすることができたら、最後に一手間加えてアフターケアをオススメします。
防水・防汚スプレーをかけておくことで「雨やこぼした飲み物などの液体による汚れ」からキャップを守ることができます。
防水・防汚スプレーの使い方

- キャップから20cm程度離れたところから全体的にスプレーする
- 乾燥させる
上記のように、たった2つの手順で完了です。
スプレーする量については「表面が軽く濡れる程度」が目安。
スプレー後は5〜10分程度で乾き、そこから撥水膜がキャップ表面に定着し始めるので、そこからさらにしばらく置いておきましょう。
アパレルなどの布製品にも使用可能
今回使用した防水・防汚スプレーは、キャップだけでなく洋服などの衣類にも使用可能です。
キャップ同様にお気に入りのTシャツやパーカーなどを、汁物の跳ねや飲み物をこぼしてしまった際でも汚れから守ることができるため、1つ持っておくとマルチに使える便利アイテムです。
ニューエラの洗い方 よくある質問

オキシクリーンは使える?
オキシクリーンを使用したニューエラキャップのつけ置き洗いはNGです。
オキシクリーンは酸素系で比較的刺激は弱めとはいえ、十分に色落ちや生地の劣化につながるだけでなく、キャップ本体の変形の原因にも。
特にニューエラは鮮やかなカラーの物が多く、色褪せると目立ってしまうため専用クリーナーでのクリーニングが安心です。
ハイターのような塩素系漂白剤の使用も、同じ理由でもちろんNGです。
汗じみ汚れなどを防止する方法は?
特に汗染みのできやすい、おでこと接するつばの部分の汗染みを防止するために「ライナー」というアイテムがあります。
このライナーは取り外しての洗濯、再使用ができるため、汗のかきやすい夏にはかなり活躍してくれるアイテムになっています。
HOME GAME TOKYOというショップにて、ライナー含め他のニューエラ専用ケアアイテムも取り扱っていますので、気になる方はぜひ下記リンクよりチェックしてみてください。
ニューエラ専用ケアアイテムはこちらから〈HOME GAME TOKYO公式〉
まとめ
本記事で紹介した方法でクリーニングすることで表面に付着する汚れだけでなく、汗染みや皮脂といった落としにくい汚れも除去することが可能です。
今まで諦めていた蓄積した汚れも、意外と簡単にクリーニングで解決することがお分かりいただけたかと思います。
知識のない方でも手軽に取り組める方法になってますので、ぜひニューエラキャップのクリーニングを試してみてください。
また、本記事で紹介した手順についてはYoutubeでもアップしています。
動画でも手順を確認しておきたいという方は、下記Youtubeリンクからご参照ください。