スニーカーをきれいに保つうえで欠かせないクリーニングアイテムのひとつがスニーカーブラシ。
ただし一口にブラシといっても、毛の硬さや形状、対応する素材はそれぞれ異なります。
間違ったブラシ選びは汚れが落ちないだけでなく、場合によっては素材を傷めてしまう原因にも。
本記事では、KicksWrapが展開するブラシの中から、用途別に使いやすいおすすめブラシを4つ厳選して紹介します。
それぞれの特徴や使い分け、どんな人に向いているかまで詳しく解説するので、ブラシ選びで迷っている方はぜひ参考にしてみてください。
スニーカーブラシ おすすめ4選
まずはKicksWrapが展開するスニーカーブラシの中から、おすすめとして下記4種類を紹介します。
- Cleaning Brush(クリーニングブラシ)
- Neo Standard Brush(ネオスタンダードブラシ)
- Suede Brush(スエードブラシ)
- Utility Brush(ユーティリティブラシ)
それぞれ毛質や用途が異なるため、素材や汚れに合わせて使い分けるのがポイントです。
Cleaning Brush(クリーニングブラシ)

クリーニングブラシは、天然豚毛を使用したスタンダードなスニーカーブラシ。
素材を選ばず幅広い素材に対応でき、初めてブラシを選ぶ方にも扱いやすい一本です。
豚毛の中でもソフトな天然豚毛を採用することで、コシとしなりのバランスが良く、汚れをかき出す力強さと泡立ちの良いしなやかさを両立。
「とりあえず1本持つならこれ」と言える、万能タイプのブラシです。
Neo Standard Brush(ネオスタンダードブラシ)

ネオスタンダードブラシは、より軽い力で高い洗浄力を発揮することを重視したモデル。
外側にはソフト、内側にはミディアムな硬さのPPブラシを配置し、異なる硬さのブラシをひとつにしたデュアルクリーニング構造を採用。
素材へのダメージを最小限に抑えつつ、最大限の洗浄力を発揮し、洗浄効率が高いのが魅力です。
Suede Brush(スエードブラシ)

スエードブラシは、起毛素材専用に設計されたブラシ。
クレープ状のソフトゴムを採用しており、繊細なスエードやヌバックを傷めず、普通のブラシでは中々除去の難しい毛足に絡みついた汚れも、ゴムに吸着させることで簡単に除去できます。
汚れの吸着だけでなく、へたってしまった起毛の毛起こしも可能です。
スニーカーに限らず、起毛素材の物すべてに使用可能なため、ブーツやジャケットなど起毛素材のアイテムを多く持つ方には欠かせない一本です。
Utility Brush(ユーティリティブラシ)

ユーティリティブラシは、細かい部分のクリーニングに特化した2WAYブラシ。
片面には柔らかい馬毛、もう片面には金属の中でも柔軟性があり、対象物を傷つけにくい真鍮ブラシを採用。
上記のように一つのブラシで用途に応じて使い分けが可能な一本です。
スニーカーブラシの特徴を一覧で比較
紹介した4本のブラシの特徴を一覧で比較してみます。
| 主な用途 | 毛の硬さ | 材質 | |
|
Cleaning Brush |
・ほぼ全ての素材に対応 ・クリーニング工程全てにおいて使える万能ブラシ |
柔らかい | 天然豚毛 |
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Neo Standard Brush (ネオスタンダードブラシ) |
・レザーなどの耐久力のある素材に使用できる洗浄力特化ブラシ ・軽い力で頑固な汚れも協力に掻き出す |
柔らかい + 程よい固さ (2種混合) |
PP (ポリプロピレン) |
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Suede Brush (スエードブラシ) |
・ソフトゴムをクレープ上に構成した起毛素材専用ブラシ ・汚れ落としから毛起こしまで対応 |
柔らかい | ソフトゴム |
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Utility Brush (ユーティリティブラシ) |
・馬毛と真鍮ブラシのハイブリッドブラシ ・繊細素材のクリーニングからゴム素材の頑固汚れ落とし、起毛素材の毛起こしまで対応 |
馬毛:かなり柔らかい 真鍮:固いが柔軟性あり |
馬毛/真鍮 |
各ブラシの具体的な使用場面と使い方
「特徴は何となく分かったけど具体的にどう使うかイメージがつかない」
こんな方のために、それぞれのブラシがどんな場面で力を発揮するのか、実際の使用状況の動画と合わせて解説していきます。
クリーニングブラシの使用場面
レザーやキャンバス、メッシュ、スエードやヌバックのような繊細素材まで、ソフトな天然豚毛のおかげで素材を選ばず使えるのがクリーニングブラシの強み。
事前のブラッシングからクリーナー使用の本洗い工程まで、ほぼ全工程で活躍します。
初動での埃落としや、全体洗いのメインブラシとして最適です。
ネオスタンダードブラシの使用場面
洗浄力に特化したブラシのため、効率良く洗いたい場面で真価を発揮。
部位によってブラシを持ち替える必要が無く、ネオスタンダードブラシひとつでアッパーからアウトソールの頑固汚れまでしっかり洗いきることが可能です。
「短時間でしっかり仕上げたい」ケースにおすすめです。
ひとつ注意点として、柔らかさが求められる繊細な起毛素材や布素材には向かないため、レザーや合成皮革、ソールなどの耐久力がある素材に使いましょう。
スエードブラシの使用場面
スエードやヌバックの黒ずみ汚れなどがある際、クリーナー使用前の予備洗浄的な意味合いで使用します。
起毛の局所的な頑固汚れというよりは、全体的に黒ずんでいるような汚れ方をしている状態に特に有効。
ブラシに吸着した汚れは水洗いによって簡単にオフできるため、何度も繰り返し使用可能です。
ユーティリティブラシの使用場面
柔らかく程よい弾力をもつ馬毛は、傷つけたくない繊細な素材のクリーニングや、劣化によってダメージのある部分の洗浄にも◎。
真鍮ブラシは程よい張りを活かし、ソールなどのゴム素材のしっかりクリーニングに加え、起毛素材の毛起こしでも活躍します。
スニーカーブラシの選び方
「どれを選べばいいか分からない」という方は、目的から逆算して選ぶのがおすすめです。
- 素材関係なく1つで済ませたい方
- 軽い力でしっかり洗いたい方
- こだわった道具も使いたい方
上記3パターンで振り分けをしましたので、自分の理想に近い選び方を参考にしてみてください。
素材関係なく1つで済ませたい
- クリーニングブラシ
幅広い素材に対応でき、ブラシ使用における全行程で使用可能なクリーニングブラシが最適。
初めてのスニーカーブラシとしても扱いやすく、失敗しにくい選択です。
軽い力でしっかり洗いたい
- ネオスタンダードブラシ
洗浄効率を重視するならネオスタンダードブラシ。
フォームクリーナーとの相性も良く、作業時間の短縮につながります。
ただし繊細素材にはあまり向かないため、洗う予定の靴の素材をよく確認しておきましょう。
こだわった道具も使いたい
- スエードブラシ
- ユーティリティブラシ
メインであるクリーニングブラシの+αとして、上記2つを用途別に使い分けるのがおすすめ。
素材ごとに最適なアプローチができ、クリーニングの質が高くなります。
(番外編)ブラシで対処できない汚れには
- 擦れ汚れ→ユーティリティイレイサー
- ソールの黄ばみ→イエローリムーバー
- 落ちないシミ→ステインリムーバー
黒ずみや黄ばみなど、ブラシだけでは落としきれない汚れも存在します。
その場合は上記のような、それぞれの汚れに特化した専用アイテムを使うと◎。
諦めていた落ちない汚れも除去できる確率がぐっと上がります。
まとめ
スニーカーブラシは、選び方ひとつでクリーニングの仕上がりが大きく変わる重要なアイテムです。
素材や汚れに合ったブラシを使い分けることで、スニーカーへのダメージを抑えながら効率良く汚れを落とせます。
今回紹介した4種類を参考に、自分のケアスタイルに合った一本を見つけてみてください。









