スニーカークリーナーはどれがおすすめ?水がいらないものからシートタイプまで用途に合わせて紹介 - KicksWrap®︎

スニーカークリーナーはどれがおすすめ?水がいらないものからシートタイプまで用途に合わせて紹介

どんなに気をつけて履いていても汚れてしまうスニーカー。

そんなスニーカーを綺麗にするために欠かせないスニーカークリーナーですが、様々なメーカーから様々なタイプの物が発売されています。

一概にスニーカークリーナーと言っても、種類によって用途や効果は様々です。

「自分にはどのスニーカークリーナーがいいか分からない」といった方のために、本記事ではスニーカークリーナーのタイプごとの用途解説や、おすすめのクリーナーを紹介していきます。

本記事の内容を、ぜひクリーナー選びの参考にしてみてください。

スニーカークリーナーは一般洗剤とどう違う?

スニーカー”専用”クリーナーとは、一般的な洗濯洗剤とどう違うのでしょうか?

「汚れを落とす」という面だけ見れば、一見同じように見えますが、実は同じ洗剤でも様々な違いがあります。

  1. 成分
  2. 汚れの落ち方
  3. 素材へのダメージ

スニーカークリーナーと洗濯洗剤での違いを、上記3つの観点から比較します。

成分

  •  洗濯洗剤  :強力な界面活性剤や漂白剤などを含む
  • 専用クリーナー:自然由来の洗浄成分が多く低刺激

一般的な洗濯洗剤には、皮脂汚れなどを落とすために強力な界面活性剤が含まれているなど、デリケートなスニーカーの素材に対して刺激が強すぎてしまいます。

一方で、専用クリーナーは低刺激であることに加え、メッシュから天然皮革まで様々な素材に対応できるように成分が設計されています。

汚れの落ち方

  •  洗濯洗剤  :皮脂汚れや食品の油汚れに強い
  • 専用クリーナー:砂・泥汚れなどスニーカーの使用環境の汚れに強い

洗濯洗剤は肌に触れる衣服の汚れを想定しているのに対し、スニーカークリーナーは砂や泥などの付着物といった、地面に近いスニーカーの使用環境での汚れを想定しています。

汚れ落ちだけで言えば洗濯洗剤でもよく落ちるかもしれませんが、洗濯洗剤は「水によるすすぎ」を前提としているため、スニーカーに使うと成分が残ってしまい、後々劣化につながったり仕上がりに影響を与えてしまいます。

素材へのダメージ

  •  洗濯洗剤  :強刺激により劣化を進行させる可能性
  • 専用クリーナー:低刺激+物によっては素材のケアまで可能

皮革素材のひび割れ、硬化、黄ばみなど、洗濯洗剤の強すぎる洗浄力により、皮本来の油分が抜けてしまい劣化の原因になることも。

対して専用クリーナーは、スニーカーに使われるデリケートな素材を痛めないことはもちろんのこと、製品によっては保湿成分が添加されていたりと、洗いながらケアまでできる物もあります。

スニーカークリーナーの種類

  1. 液体タイプ
  2. 泡タイプ
  3. ブラシ一体型タイプ
  4. シートタイプ
  5. 消しゴムタイプ
  6. 黄ばみとり
  7. シミ取り

上記のように、現在世に出ているスニーカークリーナーには様々な種類があり、それぞれ使い勝手や用途が違います。

液体タイプ

  • 用途:付着した様々な汚れを”しっかり”落とす

液体タイプは基本的に少量の水を用意し、水のついたブラシと洗浄液で泡を作り洗っていくようなイメージです。

高い洗浄力とブラシで汚れをかき出すことができるため、履いているうちに付着した汚れを隅々まで落とすことができます。

所要時間の目安としては、準備から洗い終わるまでで1足あたり30分程度です。

泡タイプ

  • 用途: 付着した様々な汚れを”しっかり”落とす

液体タイプ同様に高い洗浄力とブラシで、しっかりとクリーニングをする際に使用します。

違いとしては、最初から洗浄液が泡の状態で出てくるため、泡立ての手間が無いことと、水を用意せずにクリーニングができる点です。

さらに洗浄液と水分の比率がベストな状態でクリーニングを始めることができ、拭きあげの際に洗浄液が濃すぎて残留するということが無いため、施工性の良いタイプでもあります。

泡タイプでのクリーニングの所要時間も液体タイプとほぼ同じで、しっかりと洗うことを想定すると30分程度かかります。

ブラシ一体型タイプ

  • 用途:本格的なクリーニングを手軽にできる

通常スニーカークリーニングでは、洗浄液とブラシを別途用意してクリーニングしていきます。

準備する物が1つ増えることはもちろん、泡立ちが悪くなったら or 洗う部分を変えるタイミングなどには、一度ブラシを置いて洗浄液を追加するという一手間が発生します。

しかしブラシ一体型タイプは、洗浄液のボトル先端にブラシが付いているため、洗浄液の補充が洗いながら行えます。

作業効率も良く、準備するものはなるべく少ない方がいいという方にぴったりなタイプのクリーナーです。

クリーニングの所要時間は泡タイプなどに比べると一手間減なので、30分より数分短縮できる程度と考えておきましょう。

シートタイプ

  • 用途:携帯性、手軽さ◎ 気になる時にさっと汚れ落としができる

洗浄液を染み込ませたシートで拭き取るタイプのスニーカークリーナーです。

一枚ずつ個包装になっていて携帯性がに優れ、出先で汚れてしまった時や、外出前の急いでいる時でもサッと汚れを落とすことのできる手軽さが魅力。

特性上、液体や泡タイプに比べるとどうしても汚れ落ちは弱まりますが、持っておくと意外と便利なのがシートタイプです。

簡易クリーニングのため、所要時間は1足2〜3分程度です。

消しゴムタイプ

  • 用途:局所的な頑固汚れを落とす

ミッドソールなどの擦れによる汚れは洗浄液+ブラシでのクリーニングで取り切ることが難しい場合があります。

そんな時に役立つのが消しゴムタイプのクリーナーで、ゴムの吸着する性質で頑固汚れも簡単に落とすことが可能です。

研磨剤入りの物であれば、スエードのような起毛素材にも対応可能です。

局所的なアプローチになるため、所要時間は数分程度が目安。

黄ばみとり

  • 用途:経年劣化による黄ばみを除去する

ミッドソールの白いゴム部分や、クリア素材のアウトソールは、時間が経つと素材が化学反応を起こしてだんだん黄ばんできてしまいます。

化学変化による黄ばみは汚れではないため洗浄液での除去は不可能ですが、黄ばみとり用の特殊ケミカルを使うことで除去が可能です。

ケミカル塗布後に紫外線に当てる必要があるため、最短でも5〜6時間程度必要です。

シミ取り

  • 用途:主に布部分のシミ汚れを除去する

履き口のライナーや、シュータンのタグ、アッパー部分の縫い目など、布部分に定着してしまったシミ汚れを取ることができます。

洗浄液を用いたクリーニングの補足的な作業として行うと◎。

局所的かつ液剤を染み込ませるだけで完了するため、所要時間は数分です。

おすすめのスニーカークリーナーアイテム

泡タイプ|Foam Shoe Care Kit

ボトルをプッシュするだけで洗浄液がきめ細かい泡となって出てくるため、別途水を用意する必要がありません。

洗浄液はほぼ全ての素材に対応しているほか、適度に柔らかさのある天然豚毛ブラシが付属しているため、デリケート素材にも安心して使用が可能です。

これ1つ持っておくだけでスニーカークリーニングを手軽に始めることができるアイテムになっています。

泡タイプ|Premium Shoe Care Kit

使用感については先ほど紹介したForm Shoe Care Kitと同じです。

違いとしては下記の通り。

  1. 吸水力抜群のマイクロファイバータオルが付属
  2. 皮革素材に栄養を与えるミストが付属

クリーニング後にミストを施工することで「レザーの乾燥防止や艶出し」「へたった起毛素材をフワフワにする」といったことまでできるようになります。

このセット1つで基本のクリーニングからアフターケアまでをこなせるため、ワンランク上のスニーカークリーニングを行うことができます。

ブラシ一体型タイプ|Easy Shoe Cleaner 2.0

クリーナーが入った容器にブラシが付属しているため、拭き取り用の布を用意するだけでクリーニングをすることができる手間要らずなアイテム。

幅広形状で持ちやすく、ブラシ設置面が大きいので広範囲の汚れにもストレスなくアプローチができます。

シートタイプ|Cleaning Wipes 20pcs

表裏で2通りの汚れにアプローチができ、持ち運びに便利な個包装タイプのシートクリーナーです。

表面にはゴム製ドットラバーを配置し、ミッドソールの擦れや黒ずみなどの頑固汚れに。

裏面プレーンサイドはアッパーの汚れ落としに最適です。

消しゴムタイプ|Utility Eraser

  1. 起毛素材対応の研磨剤入りのブラック
  2. レザーからキャンバスなど幅広い素材に対応するゴム製のホワイト

上記2つの異なる用途を持つ消しゴムを1つにまとめたUtility Eraser。

素材ごとに消しゴムを別途用意する必要がなく、特に起毛素材+レザーなどの複合素材のスニーカーでの使用時に施工性をあげてくれる便利アイテムです。

黄ばみとり|Yellow Remover

ミッドソール、アウトソールの黄ばみを、化学反応により強力に落とすことができる専用ケミカルです。

ケミカル塗布後はラップで覆って直射日光に晒しておくだけなので、意外と手軽にスペシャルケアをすることができます。

シミ取り|Stain Remover

洗浄液とブラシによるクリーニングでも落としきれないシミ汚れを簡単に除去できるアイテム。

細かい部分にも塗布しやすいペンタイプになっており、ベン先はフェルト性のためデリケート素材にもダメージを与えることなく塗布が可能です。

シミ除去はスニーカーに限らず洋服や帽子のような衣類にも使用でき、汎用性の高い便利アイテムになっています。

⚪︎+α アフターケアができるアイテム

Waterproof Spray 420ml

スニーカークリーニング後は必須と言われる防水スプレーです。

強力な撥水効果を与えるフッ素にシリコンを配合しているため、防水だけでなく防汚効果も発揮します。

クリーニング後の綺麗な状態をなるべく長く保つためにも、防水スプレーの施工がおすすめです。

シリコンを配合することでほぼ全ての素材に対応しているほか、防水スプレーにありがちな「表面が白っぽくなってしまう現象」も抑制しています。

HEEL PLUS 3.0

スニーカーのかかと部分のすり減りを防止するための保護アイテム。

付属の下地処理用のシートの効果と強力なのりの接着により、最強の剥がれにくさを実現しています。

追従性の高い素材で作られているため、あらゆる形のスニーカーに対応しており、なるべく傷つけたくないプレミアムスニーカーにぴったりなアフターケアアイテムです。

まとめ

スニーカークリーナーは、数分でできる簡易的なものから数時間かけて行う本格的なものまで様々です。

どれも違った特徴を持っているため、本記事の内容を参考に自分の求めるクリーニングにあったアイテム選びをおすすめします。

それぞれの使い方については、商品ページの動画やKicksWrapのYouTubeでも解説動画がありますので、やり方が分からないという方はぜひそちらも参考にしてみてください。

また、記事や動画などを参考にしても自分で綺麗にする自信が無いといった方には、KicksWrapにてクリーニングサービスも承っております。

スニーカークリーニングのプロであるスタッフが責任を持って施工しておりますので、気になる方はぜひ下記リンクよりチェックしてみてください。

KicksWrap  Shoe Care Service