スニーカーの型崩れ防止に欠かせないシューキーパー。
買ったはいいけど「これってどうやって使うの?」と、使い方に迷ってしまう方もいるはず。
ただ中に入れるだけでいいと思いきや、実は正しい使い方をしないと逆にスニーカーを傷めてしまうことも…。
この記事ではシューキーパーの正しい使い方から、使用する上での注意点も交えて解説していきます。
これからシューキーパーを使ってみるという方はぜひ参考にしてみてください。
シューキーパーの使い方
「スニーカーの中に入れるだけ」
手順はたったこれだけなのですが、ただ入れるだけでもきちんとシューキーパーの効果を発揮するには意識すべきポイントがあります。
- 正しいテンションになるように位置を調整
- つま先にシューキーパー先端が届いているか確認
上記を踏まえながら、今回はスニーカーのサイズごとに調整の効くKicksWrapのデオドラントシューキーパーをベースに解説していきます。
正しいテンションになるように位置を調整
シューキーパーはスニーカーに対して適切なテンションがかからなければいけないため、キツすぎるのも緩すぎるのもNG。
シューキーパーをスニーカーのサイズに合った長さに調整し、中に入れていきます。
デオドラントシューキーパーの場合は、ワイヤーを引っかける穴の位置で調整します。

丁度いい目安としては下記の通り。
- 人差し指で反発を感じながらも押し込める程度
ぱちっと音がすればOKです。

靴のつま先にシューキーパー先端が届いているか確認
セットしたあとにつま先を指で触って、シューキーパーがきちんと届いているかを確認しましょう。
つま先がまだペコペコするようならもう少し張りが出るように再調整します。
上から見た時にかかとからつま先が一直線になっていればOK。
シューキーパーを使う上での注意点

スニーカーが湿っている時は陰干ししてから
雨の日に履いた後など、スニーカーが湿っているままシューキーパーで伸ばしてしまうと、変に癖がついてしまいます。
特にレザーは水分による変形リスクが大きいため注意が必要。
もし湿っている場合は陰干しでしっかりと乾かした上でシューキーパーをセットしましょう。
バネタイプはかえって変形のリスクも
バネタイプは安価なため、複数のスニーカーに手軽に使えるというメリットがある反面、かえって変形させてしまう可能性があることも。
バネタイプのシューキーパーは長さが決まっており、つま先を挿入してからバネを曲げてかかと部分に引っ掛けるようにセットします。
そのため、シューキーパーに対して大きいスニーカーには力不足、小さいスニーカーに対しては過度に力がかかってしまう傾向にあります。
さらにバネを折り曲げて力をかける構造上、スニーカーの上側に向かった力が働くため、本来の形とは違った形に変わってしまう可能性があります。
シューキーパーはスニーカーに対して適度な張りを与えることが目的のアイテムのため、調整の効かないバネタイプを使う際は上記の可能性を考慮する必要があります。
よくある質問
シューキーパーとシューツリーはどう違う?
呼び方が違うだけでどちらも同じ用途を持ったシューキーパーのこと。
ただ、シューツリーと呼ばれる方は比較的、シダーウッド製のような木製のシューキーパーが多い傾向にあります。
はっきりと用途が違うわけではありませんので、どちらもシューキーパーとして認識してしまってOKです。
スニーカーを綺麗に保つにはシューキーパーだけでいい?
もちろんシューキーパーだけでも大きな効果はありますが、スニーカーの綺麗さを保つには下記のようなアイテムを組み合わせるとより有効です。
- 乾燥剤(Dryers)
- つま先の曲がりガード(Shoe Guards 2.0)
- ソールの削れ保護シート(SOLE PLUS 3.0)
乾燥剤はシューキーパーと合わせて使いたいマストアイテム。
靴の中の湿気を取り除くことで、雑菌の増殖を抑えるだけでなく、ミッドソールの水分による劣化予防にもつながります。
つま先の曲がりガードは履いている際につま先が曲がることでできる履きジワを防いでくれ、ソールの保護シートを貼ればソールが削れるのを予防することができます。
どちらも新品時の状態維持にかなり有効なアイテムのため、なるべく綺麗な状態を保ちたいという方にはおすすめです。
自分に合ったシューキーパーの選び方は?
バネ式 | 安価で手に入りやすい。 ただしスニーカーに合わないとダメージになることも |
調整可能なプラスチック | スニーカーに適度な力がかけられる。 価格も控えめで複数のスニーカーに使えてコスパ⚪︎ |
調整可能な木製 |
適度な力がかけられる+木製により調湿効果もある。 |
上記表のようにシューキーパーにもそれぞれ特徴があり、価格も様々です。
表の内容を参考に、自分の目的に合ったシューキーパーを選ぶのが良いでしょう。