「スニーカーの種類ってどんなものがあるの?」
「ハイテクスニーカーって何?」
などなど、スニーカーについて疑問を抱いたことはありませんか?
一言にスニーカーと言っても、形やデザイン、用途によって様々なカテゴリに分類されています。
本記事ではそんなスニーカーの様々な種類について、主要なカテゴリごとに解説していきます。
カテゴリごとに人気なスニーカーについても紹介していますので、スニーカーのことがよく分からないという方はぜひ参考にしてみてください。
スニーカーの主な形や用途での種類
スニーカーは形や用途によって様々なカテゴリに分かれています。
今回紹介するものが全てではありませんが、代表的なカテゴリについて「特徴」「スニーカー例」を交えて紹介します。
ローカット
- 特徴→履き口がくるぶしより下のデザイン。
- 例 →[NIKE]エアフォース1 low、[NEW BALANCE]996
ミッドカット
- 特徴→履き口がくるぶしに少しかぶる程度の高さ。ローとハイの中間。
- 例 →[NIKE]エアフォース1 mid、[NIKE]エアジョーダン1 mid
ハイカット
- 特徴→履き口がくるぶしより高く、足首程度まであるデザイン。
- 例 →[NIKE]エアジョーダン1 high、[CONVERSE]オールスター high
ランニングシューズ
- 特徴→走りのサポートとしての性能に特化した靴で、軽量・クッション性・通気性が重視されている。
- 例 →[NIKE]エアズーム ペガサス、[adidas]ウルトラブースト
バスケットシューズ
- 特徴→コート上での激しい動きをサポートするため、クッション性やグリップ力が優れた靴。
- 例 →[NIKE]カイリーシリーズ、[adidas]ハーデンシリーズ
スケートシューズ
- 特徴→スケボー用のため高い耐久力とグリップ力のあるソールが特徴。
- 例 →[VANS]オールドスクール、[NIKE]SBダンク
トレイルシューズ
- 特徴→山道などの整備されていない環境での使用を想定した、高い耐久力とグリップ力のあるデザイン。中には防水機能付きのモデルも。
- 例 →[asics]ゲル トレイル、[SALOMON]スピードクロス
スリッポン
- 特徴→靴紐が無く、脱ぎ履きが楽なデザインの靴。
- 例 →[VANS]クラシックスリッポン
プラットフォームシューズ
- 特徴→厚底のソールが特徴的でファッション性の高い靴。
- 例 →[FILA]ディスラプター
テニスシューズ
- 特徴→コートでの動きをサポートするため、耐久力とクッション性を持ち、フラットなアウトソールが特徴。
- 例 →[adidas]スタン・スミス、[NIKE]コートロイヤル
スニーカーの主なデザインによる種類
先ほどの「形」によるカテゴリ分けとは違い、デザインによるカテゴリ分けがあります。
分け方が違うと言っても、デザインによる分け方は「靴の特徴」によって区別されているため、形カテゴリでは違う靴なのにデザインカテゴリだと同じところに分類されているということもあります。
少しややこしいですが、要は靴の特徴によって区別されていると認識しておけばOKです。
ハイテクスニーカー
- 特徴→製造年ごとの最新技術や素材を用いてデザインされたスニーカー。NIKEで言うところのソールに使われる「エアバッグ」などが該当。
- 例 →[NIKE]エアマックスシリーズ、[Reebok]インスタポンプフューリー
ローテクスニーカー
- 特徴→昔のデザインを忠実に再現したり、モチーフにしたスニーカー。シンプルな構造であることが多い
- 例 →[NIKE]コルテッツ、[CONVERS]チャックテイラー
ダッドスニーカー
- 特徴→厚底でボリュームのあるシルエットのスニーカー。1990年台の流行からインスパイアされたデザイン。
- 例 →[BALENCIAGA]トリプルS、[FILA]ディスラプター
ミニマルスニーカー
- 特徴→装飾を限りなく省いたシンプルなデザインのスニーカー。
- 例 →[adidas]スタンスミス
ラグジュアリースニーカー
- 特徴→ハイブランドが手がける高級スニーカー。素材や仕立てにかなりこだわられていおり、値段も高価
- 例 →[GUCCI]ライトン、[LOIS VUITTON]アークライト
スニーカーの主な素材
スニーカーのアッパー(靴底以外の足の甲を覆う部分)には、様々な素材が使われています。
素材によって見た目の雰囲気が大きく変わることはもちろん、機能性にも違いがあります。
天然皮革
主に「牛、豚、山羊」などの革を加工して使われます。
天然素材のため見た目の高級感はもちろん、高い耐久性と適度な伸縮性により足の形に馴染みやすいのが特徴です。
素材の希少性や加工の手間などから、お値段は少々お高め。
スエード
天然皮革の「裏」面を起毛加工した素材のこと。
天然皮革のため柔らかく起毛感による見た目の上品さがある反面、起毛部分が汚れやすいのが特徴。
ヌバック
天然皮革の「表面」を起毛加工した素材のこと。(スエードと逆)
スエードよりも起毛が繊細で、見た目の滑らかさや高級感があるのが特徴です。
汚れやすさや起毛がヘタってしまうのはスエードと同様。
合成皮革
天然皮革の質感や見た目を人口的に再現した素材。
天然に比べて軽量で耐水性が高く、手入れのしやすさから靴以外にもよく使われている。
織布
糸を網目上に編み込んだ素材で、軽くて通気性に優れた素材。
ランニングシューズなど、スポーツ用途のスニーカーに多用される。
キャンバス
綿やポリエステルなどの厚手の布で構成された素材。
丈夫なためトートバッグなどにもよく使われるが、防水性は低い。
スニーカーの主なブランドと人気モデル
これまでの説明の通り、一言にスニーカーと言っても様々なジャンルやブランドがあり、数えきれないほどの種類が存在します。
ここではメジャーなスニーカーブランドと、そのブランドで人気なモデルのスニーカーを紹介します。
NIKE
AIR FORCE 1 LOW
スニーカーに詳しい人からも、そうでない人からも、幅広いニーズを持ち長年愛され続けているエアフォース1のローカットタイプ。
構造もカラーもシンプルなためどんなジャンルのファッションにも合わせやすく、スニーカー単体での魅力を持ちながらも適応力抜群のスニーカーです。
AIR JORDANシリーズ
NIKEで有名なスニーカーと言えばのジョーダンシリーズ。
ジョーダンはバスケットボールシューズですが、発売当初からストリートシーンでかなりの人気を誇っており、ジョーダンをきっかけにNIKEのシューズが市場でメジャーになったと言っても過言ではありません。
特にジョーダン1 ハイカットの人気が高く、様々なブランドやアーティストとのコラボも多いため、「レアスニーカーと言えば」の位置付けであるモデルとも言えます。
AIR MAXシリーズ
90年代のスニーカーブームの代名詞とも言えるエアマックスシリーズ。
当時エアマックスを履いていると盗難されるという「エアマックス狩り」なんて言葉まで誕生するほど、世間的な大ブームを引き起こした伝説的なスニーカーです。
特に人気なのは、
- エアマックス 90
- エアマックス 95
- エアマックス 97
上記3つのモデルが人気です。
DUNK LOW
先ほど紹介したエアフォース、ジョーダン、エアマックスに並ぶ人気を誇るダンクのローカット。
- シンプルなビジュアル
- 多彩なカラーバリエーション
- 多数のコラボモデル
理由は様々ですが、上記のような理由から男女問わずに人気なモデルです。
少し幅広に見えるシルエットのため、最近の流行である太めのパンツとの相性も良く、スニーカーのことはよく知らないけどダンクは知ってるという人もいるほどです。
ジョーダンなどに比べると価格帯も手頃なため、手の出しやすいスニーカーでもあります。
adidas
スーパースター
元はバスケットボールシューズとして作られたモデルで、1980年代あたりから世間的に人気になり、ヒップホップカルチャーを代表するスニーカーに。
アディダスを象徴する特徴的な3本ラインの他、つま先部分がゴム素材になっているのが特徴的です。
スタンスミス
アッパー部は全てレザーで構成され、配色もシンプルなため、落ち着いた印象のスニーカー。
そのシンプルで上品な見た目から、普段使いからオフィスカジュアルまで、適応する幅が多い万能スニーカーです。
サンバ
アッパー全体はレザーで構成され、つま先にスエードの補強が特徴的なスニーカーです。
アウトソールがガムソールのため見た目にレトロ感があり、ストリートから古着まで合わせやすいスニーカーです。
converse
オールスター
全体がキャンバス素材のアッパーで構成される、コンバースを代表するモデル。
構造も余計なパーツのないシンプルな作りのため、どんなファッションにも合わせやすい人気のスニーカーです。
流通量も安定していることや、カラーバリエーションが豊富なため、自分好みのモデルを入手しやすいのも◎。
チャックテイラー CT70
先ほどのオールスターと「ほぼ」同じ見た目のチャックテイラーというモデル。
ざっくり言うと”ヴィンテージ版オールスター”と言う位置付けです。
しかし、オールスターとは以下のような違いがあります。
- シュータンがラウンドカット
- 現行オールスターには無いサイドステッチがある
- アウトソール周りのゴムが艶のある特別仕様
上記はほんの一部ですが、細かく見ていくと結構違った点のあるモデルのため、こだわり感や差別化をすることができるのがポイント。
ただし、数年前に日本国内でのコンバース運営会社が変わった関係で、国内でのチャックテイラーの入手難易度が上がってしまいました。
そのため現在ではプレミア化しており、販売があったとしても値段設定も少しお高めとなってます。
onitsuka tiger
MEXICO66
オニツカタイガーを代表するモデルです。
スッキリとしたデザインが特徴で、アッパーには天然のレザーが使用されているため、見た目に高級感もあるスタイリッシュなモデルです。
カラーバリエーションも豊富なため、自分好みのモデルが見つかるでしょう。
DELECITY
- ソール :1950年代のバスケットボールシューズの要素
- アッパー:1980年代のテニスシューズの要素
上記のように2つの異なるシューズの要素を組み合わせ、現代風なデザインに仕上げたモデルです。
女性から人気のある厚底スニーカーのため、他の人とは少し違った雰囲気の厚底が欲しい方にはぴったりのモデル。
NEW BALANCE
500番台
- 574
- 576
- BB550
500番台は未舗装での使用を想定されたオフロード使用のため、ソールがゴツゴツしているのが特徴。
特に574は価格面も割と控えめなため、手の出しやすいモデルです。
BB550は最近になって人気が上昇しているモデル。
当時のバスケットボールシューズを復刻したデザインで、全体的にボリューム感のあるシルエットからストリートファッションとの相性も◎。
900番台
- 992
- 993
- 996
ニューバランスでも名作と呼ばれる996など、人気モデルの多い900番代。
アッパーにはスウェード素材が使われることが多く、見た目の高級感はもちろん、高性能なソールが使われていたりと、デザインと機能性をバランス良く両立しています。
1000番台
- 1300
- 1400
- 1600
モデル発売当時の最高技術が取り入れられた、言わばニューバランスの高性能スニーカーが1000番代です。
高性能なのは備えられた性能だけでなく、ほとんどがアメリカやイギリスにて職人によって生産されているため高品質な仕上がりになっています。
もちろんデザイン性もこだわられており、ニューバランスの中で高性能な高級スニーカーが欲しい方にはぴったりのラインです。
VANS
OLD SKOOL
VANSを代表するモデルであるオールドスクール。
街に繰り出せば絶対に1回は履いている人に出会うほど人気なモデルです。
メインのキャンバスとスウェードで構成されたアッパーにゴムソールとシンプルな構造で、どんなファッションにも馴染みやすいスニーカーです。
価格、見た目、履きやすさと、どれをとってもバランスの良いモデルのため、幅広い層から不動の人気を誇っています。
HALF CAB
スケートボード用に開発されたハーフキャブと言うモデルです。
履き口がミッドカットであることに加え、アッパーの補強や高いクッション性など、スケートボードシューズとしての性能に特化しています。
スケーターファッションの流行もあり、オールドスクールと同じく人気なVANSのスニーカーです。
SK8-HI(スケートハイ)
VANSでも人気なハイカットモデルがこのスケートハイ。
「スケハイ」の略称で親しまれているモデルです。
見た目でも機能面でも、オールドスクールをハイカットにしたモデルといった位置付けです。
SALOMON
XT-6
シンプルコーデとの相性が良く近頃大人気のSALOMONですが、その中でも特に人気なのがこの「XT-6」というモデルです。
SALOMONの中でも代表的なモデルで、シンプルながらもアウトドアなデザインになっており、他のスニーカーとはまた違った雰囲気がファッションアイテムとして大注目されています。
トレイル用のスポーツシューズのため、もちろん見た目だけでなく機能性も◎。
XT-4
見た目がXT-6とほとんど変わらないこのXT-4ですが、大きな違いは下記の2つです。
- サイズ感
- シルエット
XT-6が全体的に細身なのに対し、XT-4は幅広設計でボリューム感のあるシルエットになっています。
どちらのモデルも高性能なため、見た目やフィッティングでモデルを選ぶのがおすすめです。
まとめ
今回はスニーカーの種類について、様々な角度から解説をしてきました。
カテゴリや特徴などで分かれている他、同じモデルの中でも複数のモデルがあったりと、スニーカーには数えきれないほどのモデルが存在しています。
人気のモデルを参考にしたり、カテゴリの特徴から自分で探してみたりと、本記事があなたのスニーカー選びの参考になれば幸いです。