ブーツは季節感を演出したり、コーデにアクセントを加えてくれる頼れる存在。
しかし、
- 名前は聞いたことあるけど違いがわからない
- どのブーツが自分に合うんだろう
種類が多いゆえ、上記のようなお悩みを持つ方も多いのではないでしょうか。
この記事では、メンズ・レディース別で人気のブーツ18種類について、それぞれの特徴や似ているブーツとの違いなどについて解説していきます。
一般的なものから中にはニッチなブーツまで紹介していますので、ぜひコーディネートの参考にしてみてください。
メンズ編|定番・人気のブーツ 7選
ワークブーツ

スエードやヌバックのような耐久性の高い丈夫な皮革素材とゴツめのアウトソールが特徴的で、もともとは労働者が足元を危険から守るために使われていたブーツ。
ティンバーランドやレッドウイング、ダナーなどのブランドが有名です。
今ではファッション面で根強い人気を誇り、アメカジやストリートファッションなどで欠かせない存在となっています。
エンジニアブーツ

つま先からふくらはぎまでをベルトで固定する、紐のない無骨なデザインが特徴です。
もともとは機械工やバイカー向けに作られたブーツで、男らしい雰囲気が魅力。
チペワやウエスコなどが有名です。
ワークブーツと似ていますが、紐がなくベルト式なのが大きな違いです。
チャッカブーツ

足首あたりまでの高さで、2〜3つの穴に紐を通すシンプルなデザインが特徴です。
スエード素材が多く、大人カジュアルやキレイめコーデにもなじみます。
クラークスの「デザートブーツ」が代表的なモデル。
プレーントゥブーツとも似ていますが、丈が短めでより軽やかな印象です。
モックトゥブーツ

つま先部分にU字型の縫い目があるデザインで、カジュアルな雰囲気が特徴です。
足元に程よいボリューム感が出るので、デニムやワーク系ファッションと好相性。
レッドウィングの「アイリッシュセッター」が有名です。
プレーントゥブーツと見た目は似ていますが、縫い目の有無で印象が大きく変わります。
プレーントゥブーツ

つま先に飾りや縫い目がない、シンプルですっきりとしたデザインが特徴です。
カジュアルからフォーマル寄りのコーデまで幅広く合わせやすい万能タイプ。
オールデン、トリッカーズなどが有名です。
モックトゥブーツと似ていますが、プレーントゥブーツは縫い目が無く、より上品な印象になります。
マウンテンブーツ

登山用として作られたブーツで、厚みのあるソールと足首をしっかり支える作りが特徴です。
防水性やグリップ力が高く、タフで無骨な見た目が魅力。
ダナーやノルヴェイジャンなどが有名です。
見た目はワークブーツと似ていますが、マウンテンブーツはより機能性重視でアウトドアに強い仕様になっています。
ジャンプブーツ

もともとは軍向けに開発されたブーツで、足首をしっかり固定するハイカットのデザインが特徴です。
レースアップタイプでタフな印象があり、ミリタリーファッションにもぴったり。
コーコランなどが有名です。
コンバットブーツと似ていますが、よりクラシックで光沢感のあるレザーが使われることが多いです。
レディース編|定番・人気のブーツ 6選
ロングブーツ

膝下まで覆う長さが特徴で、防寒性に優れつつ足を長く見せてくれる効果もあります。
スカートやワンピースとの相性が良く、女性らしいスタイルにぴったり。
ニーハイブーツと似ていますが、ニーハイの方が丈がさらに長く、膝上まで覆う点が違いです。
ニーハイブーツ

膝上まで覆うロング丈が特徴で、脚をすっきり見せたいときや寒い季節に活躍します。
ミニスカートやショートパンツと合わせるとバランスが取りやすく◎。
ロングブーツと似ていますが、丈がさらに長く、より存在感があります。
ウエスタンブーツ

カウボーイが履いていたブーツで、尖ったつま先や斜めにカットされた履き口が特徴です。
刺繍や装飾が入っているデザインも多く、足元に個性を出したいときにぴったり。
ムートンブーツ

内側がふわふわの羊毛で覆われており、保温性が高く寒い季節にぴったりのブーツです。
丸みのあるフォルムで、ナチュラル系やカジュアルコーデと相性が良いです。
UGGやエミュなどが有名です。
ウェッジソールブーツ

かかとからつま先までソールが一体になった「くさび型」のヒールが特徴で、安定感がありつつ脚長効果も期待できます。
女性らしい印象でスカートや細身パンツと好相性。
アグやクロエなどからも展開されています。
ハイヒールブーツと似ていますが、ウェッジソールはヒールの幅が広く、歩きやすさが魅力です。
サイドジップブーツ

内側や外側にジッパーが付いていて、脱ぎ履きがしやすいのが特徴のブーツです。
シンプルなデザインから個性的なものまで幅広く、カジュアルにもキレイめにも使えます。
ドクターマーチンやサンローランなどにも多く見られます。
サイドゴアブーツと似ていますが、サイドゴアではなくジッパーで開閉するのが違いです。
男女どちらも人気のブーツ 5選
サイドゴアブーツ

足首部分に伸縮性のあるゴム(サイドゴア)が付いた、シンプルでスマートなブーツです。(チェルシーブーツとも言われます)
スーツスタイルからカジュアルまで幅広く合わせやすく、脱ぎ履きもしやすいのが魅力。
ドクターマーチンやブランドストーンなどが有名です。
サイドジップブーツと似ていますが、こちらはジッパーではなくゴムでフィットさせる点が異なります。
ショートブーツ

足首あたりまでの丈が特徴で、季節を問わず使いやすい万能ブーツです。
パンツにもスカートにも合わせやすく、すっきりとしたシルエットが魅力。
リーガルやダイアナなどからも展開されています。
チャッカブーツと似ていますが、こちらはよりファッション性が高く、デザインの幅も広いです。
レインブーツ

防水性の高いゴム素材で作られたブーツで、雨の日に活躍します。
滑りにくく、足元をしっかりガードしてくれる機能性が魅力。
ハンターやエーグルなどが有名です。
ショートブーツに似た形のものもありますが、レインブーツは素材がツヤのあるゴムで、水を弾くのが大きな違いです。
スニーカーブーツ

見た目はブーツ風でも、履き心地はスニーカーのように軽くて柔らかいのが特徴です。
カジュアルな服装に合わせやすく、長時間歩いても疲れにくい点が人気。
ナイキやアディダスなどが展開しており、ハイカットスニーカーと似ていますが、より防寒性やホールド感があるものが多いです。
コンバットブーツ

軍用にルーツを持つブーツで、レースアップタイプの無骨なデザインが特徴です。
タフな印象で、ストリート系やモード系のファッションにも人気があります。
ドクターマーチンやロスコなどが有名です。
ジャンプブーツと似ていますが、コンバットブーツの方がより現代的で実用的なスタイルに寄っています。
各ファッションに相性の良いブーツ

カジュアル・アメカジ系
- ワークブーツ
- モックトゥブーツ
- チャッカブーツ
- ショートブーツ
デニムやシャツ、無地Tなどラフで親しみやすいファッションと好相性。
足元に少し無骨なブーツを取り入れることで、バランスが整いやすく、アメカジの定番スタイルが完成します。
ストリート系
- コンバットブーツ
- ワークブーツ
- ハイカットブーツ
- スニーカーブーツ
オーバーサイズのトップスやカーゴパンツ、パーカーなどと相性◎。
足元にボリューム感のあるブーツを合わせるとストリートらしさが出せます。
モード系
- チェルシーブーツ
- サイドジップブーツ
- コンバットブーツ
モノトーンや細身のアイテムが多い都会的なスタイルにマッチ。
シャープなデザインのブーツを取り入れることで全体の印象を引き締め、洗練された雰囲気に。
フェミニン系
- ウェッジソールブーツ
- ショートブーツ
ワンピースやスカートなど、女性らしい柔らかいアイテムに合わせやすいブーツが中心。
ヒールや丸みのあるデザインを選べば、可愛らしさやエレガントさが引き立ちます。
ナチュラル系
- ムートンブーツ
- ショートブーツ
リネン素材やざっくりニットなど、自然体でゆったりとした服装にぴったり。
暖かみのある素材や、落ち着いたトーンのブーツを選ぶことで全体に統一感が出ます。
韓国ファッション系
- チェルシーブーツ
- サイドジップブーツ
- ショートブーツ
モノトーンコーデやロングコート、すっきりしたシルエットに合わせやすいブーツが人気。
あまりゴツすぎないデザインを選ぶのが韓国風スタイルのコツです。
クラシック・ヴィンテージ・ミリタリー系
- プレーントゥブーツ
- エンジニアブーツ
- ジャンプブーツ
- コンバットブーツ
経年変化を楽しめるレザーアイテムや、ミリタリー・ヴィンテージ系の服装にフィット。
重厚感のあるブーツがコーデ全体の深みを引き立ててくれます。
アウトドア・テック系
- マウンテンブーツ
- レインブーツ
- ワークブーツ
- スニーカーブーツ
防水性や歩きやすさなど、機能性を重視したスタイルに最適。
アウトドアジャケットやテック系パンツと組み合わせれば、実用性とファッション性の両立ができます。
まとめ

一言にブーツと言っても、様々な形や用途があることがお分かりいただけたかと思います。
もちろん世に存在する全てのブーツを紹介できたわけではありませんが、メジャーな18種類だけでも、意外と多いんだなと感じた方もいるのではないでしょうか。
それぞれの特徴に合ったブーツを選ぶことで、シンプルから個性的なファッションまでこなすことができ、より一層ファッションを楽しむための強い味方になってくれます。
ぜひ、自分のスタイルにぴったりなブーツを探してみてください。