伝説級の一足…!お客様の“つま黒”AJ1をクリーニングレポート - KicksWrap®︎

伝説級の一足…!お客様の“つま黒”AJ1をクリーニングレポート

今回ご依頼いただいたスニーカーはNike Air Jordan 1 Low OG "Black Toe"

伝統的なカラーリングと上質なレザーを全面にあしらった本作は、ジョーダンシリーズを代表するスニーカーの一つ。

トゥ部分を見ると、長期着用による黒ずみが見られ、全体的に乾燥が目立っている状態です。

 

●AJ1 つま黒のクリーニング動画はこちら💁‍♂️

 

 

それでは、さっそくケアを始めていきます。

まずはCompact Bowl(ボウル)を開き、その中に外したシューレースを投入。そして、水とFoam Cleanerをボウルの中で混ぜ、シューレースをもみ洗いします。

 

 

この時、水ではなくぬるま湯で行うとより汚れを除去しやすくなるのでおすすめです。長年蓄積した砂埃や、シミ汚れを取り除き、スニーカーに戻す準備を整えます。

 

 

シューレースを乾かしている間に、スニーカーのクリーニングを進めていきます。Deodrant Shoe Keeperでアッパー全体を伸ばし、隙間に入った汚れを掻きだしやすい状態に準備。

 

 

続いては、ソール部分に着手します。Utility Brushの真鍮部分を使い、アウトソールの溝の汚れを一掃。この後の工程でSOLE PLUS 3.0を圧着するので、ここは入念に汚れを落とさなければなりません。

 

 

ミッドソールの汚れをブラシで落としきれない場合、Utility Eraserの白い部分を使って、丁寧に擦り落としていきます。

 

 

ここまでで下準備が完了です。次はFoam Shoe Care Kitをつかい、アッパーのクリーニングに移っていきます。

まず、ブラッシングをしてアッパー表面の汚れにアプローチ。

継ぎ目は埃が溜まりやすいため、様々な角度からCleaning Brush(ブラシ)を当てていき、埃を掻き出すように意識して手を動かします。

 

 

次に、Foam Cleaner(クリーナー)を使った作業です。

クリーナーをブラシに載せ、円を描くように動かすのがコツ。

 

 

こうするとクリーナーが均等にいきわたり、ムラなくクリーナーが行き渡ります。頑固な汚れは、ブラシを細かく動かし重点的にクリーニングし、汚れを除去。

 

 

ブラッシングと同様、継ぎ目を意識しながらブラシを動かし、汚れのつきやすいシュータンも徹底的に汚れを取り除いていきます。

 

 

そうして、全体を満遍なくクリーニングしたらCleaning Microfiber Towelで水分をよくふき取り、しっかりと乾燥させましょう。

 

 

クリーニング後の仕上げは、Shoemoisture Mistで革に潤いとしなやかさを戻します。Moutton Mittで磨き上げるとツヤが戻り、全盛期の輝きに勝るとも劣らない仕上がりに。

 

 

最後に、ソールがこれ以上削れないよう、SOLE PLUS 3.0でスニーカーの寿命を延ばしていきます。

 

 

SOLE PLUS 3.0は、切って貼るだけのひと手間でアウトソールの削れに絶大な予防効果を発揮。より、長くスニーカーを楽しめるためには必須のツールです。

 

 

これで今回の施工内容は終了。

仕上げに、クリーニングサービス特典のDryersを入れ、Waterproof Spray 420mlで防水、防汚処理を施します。

返却時には活性炭が練りこまれた、Shoes Bag 2.0に入れることで、保管方法にもこだわった状態でご依頼主様の元へご返送します。

 

 

今回は、このような貴重なスニーカーを弊社にお任せいただき、誠にありがとうございました。